業務の最終地点が西宮。
早い時間の帰宅となった。
夕飯までに時間があった。
灼熱の武庫川を走った。
毎度おなじみの60分コースを走破したが草臥れ加減はいつもの比ではなかった。
食前に飲むビールはまさに命の水の味わいと言えた。
お酒をハイボールに切り替えて夕飯。
新鮮な野菜が盛りだくさんのサラダ、冷奴、ピーマンの肉詰め、小松菜と揚げのおひたし、こんにゃく明太子。
ひと口ひと口味わって食べ痛感した。
やはり外飯だと何かがごっそりと抜け落ちる。
ミネラルという語が頭に浮かんだ。
その意味する内容をよくは知らないが、例えばそういった大事な要素が外食だと欠落するのだろう。
家のご飯はカラダに優しい。
ひと口食べてカラダがそう理解する。
心は平穏に保たれかつ満たされて、だから胸焼けすることなど一切ない。
夕飯の後、家内と一緒にドラマ『よくおごってくれるお姉さん』の続きを見始めた。
何年か前のこと。
家内と二人で上海を訪れた当時、iPhoneのCMは上海バージョンだった。
映像のなか時間が止まり他者が消えた。
Focus on what you loveというモチーフが言葉ではなく映像と音楽で胸に届いて、心に沁みた。
『よくおごってくれるお姉さん』はそのテイストに通じている。
最上のCMがドラマになったようなものであるから、たまらない。
のべにして24話。
家内とともに当分の間、その世界にひたることになる。