朝の冷気が気持ちよく、窓を全開にしてクルマを走らせた。
近所のスタンドでガソリンを満タンにし、家に引き返した。
わたしは遠出するつもりであったが、塾の懇談があるとのことで連れられた。
空晴れ渡る秋の好天。
行楽に出かける人の流れに混ざって電車で運ばれた。
懇談会は90分。
ちょっと考えさせられるエピソードもあったが書くと長くなるので後日に回す。
終了時刻がちょうど昼時。
中津の店を家内が予約していた。
ビストロ・ド・ヨシモトは塾からほど近い場所にあった。
すでに満杯。
家内が目をつけるだけあって人気店であるようだった。
魚料理から肉料理までどれも美味しく、スパークリングから赤白のワインを楽しんで、あっという間に2時間が過ぎた。
梅田まで歩いて、次なる場所は西宮ガーデンズ。
阪急電車の特急で10分ちょい。
ジョーシンに向かい、家内が目をつけていたパナソニックの新型のドラム式洗濯機を買い求めた。
一家の人数が減っていくのに不相応とも思うが、家内がそれを必要だと言うのだから、異論を差し挟む余地はない。
店を出るとき、大画面の前に人だかりがあって目に留まった。
異様な空気感が漂っている。
速報で何かニュースでも流れているのか。
そう思って画面を覗き込むと、競馬中継だった。
人だかりをかき分け階下に進み、タリーズコーヒーで休憩しタクシーで帰宅してからジムに向かった。
運動後、ジャージのままコーヨーで買い物して帰宅。
夕飯後、家内は英会話。
この夜の講師はジャマイカ人女子。
彼氏が世界的なアスリートでそのサポートを献身的に行っているとのことで、その暮らしぶりが語られ、家内はしがない自営業者である夫への献身を語った。
その後、長男が送ってきたラグビーの試合を夫婦で観戦した。
最初は座って観ていたが、そのうち立ち上がり画面の真ん前ににじりより、まるでグラウンド脇で観戦するみたいに声援を送ることになった。
さっきジョーシンで観た光景が、奇しくも自宅で再現されたようなものであった。
画面を通じ、秋の好天が夜まで続く良き日曜日となった。