KORANIKATARU

子らに語る時々日記

一体感が可視となる

土曜午前、家内は吹田岸辺の長谷クリニックを訪れた。

検査結果は良好で、帰宅した家内は上機嫌だった。

 

昼食の支度をしながら診察の様子について家内が語る。

 

院長のひとつひとつの受け答えが実に優しく、家内の口調からは安心感や信頼感がにじみ出ていた。

そりゃ誰だって院長のことが好きになる。

 

昼を食べつつ、夏の旅行の話になった。

7月には家族4人全員が二回目のワクチン接種を終える。

 

だからそろそろ旅行してもいいだろう。

 

昨夏は二男が受験生であったから旅行はお預けとするほかなかった。

ちょうど旅行シーズンとなる7月からGOTOキャンペーンが実施され、周囲は盛んに動いたがわたしたちはおとなしくじっとしていた。

 

旅行への憧憬も相当に高まっている。

 

そう思って日程を子らに聞く。

彼らは旅行を喜ぶが、各自忙しくて予定が合わない。

 

結局、夏もまたわたしたちが上京し彼らを追いかけ回すということになりそうだ。

 

東京散策も楽しいが、やはり見知らぬ地を行くのが旅行の醍醐味。

この歳になって自らの寸法を知悉して、また、そこそこ楽しいことも一通り堪能し、夢といったものはほとんどない。

 

が、旅行については夢想する。

 

家族4人で遠くを行く。

見知らぬ土地で周囲は知らぬ人ばかり。

 

このとき家族の一体感が可視となる。

日頃は微かに感じるだけの一体感が、特殊な装置でもつけたみたいにクッキリと浮かび上がる。

 

土地の風光明媚や特産物より、はるかにインパクトがあって味わい深くて永く記憶に残ってプライスレス。

 

そうそうこれこれ。

この実感ほど大切なことはないだろう。

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2021年7月3日 朝と昼

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2021年7月3日 買物先に桃がなく嘆いていると桃が届いた

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2021年7月3日 中学生時の二男のレポート にやけたマンガが笑える

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2021年7月3日夕飯 手作りコロッケ