KORANIKATARU

子らに語る時々日記

父から子へと伝える仕事術

昔は起き抜けと同時に仕事にかかっていた。

やるべきことに胸ぐらを掴まれ揺り起こされ、その手から解放されるには仕事に向かう他なかった。

 

かなり強めのストレスが動力源となっていたと言えるだろう。

「張り」を与えてくれる分にはストレスも善ではあるが、苛むほどのレベルだとカラダに障る。

 

いまは朝起きていきなり仕事に取り組むということはない。

 

リラックスした状態で、まずはタスクノートにすべきことを書いていく。

当たり前のルーティンまで記載し、そして、こなすのが当たり前というラインナップから消化していく。

 

シャツの第一ボタンをとめると、自然に第二ボタン、第三ボタンともとめることになる。

 

まさにそういった感じでルーティンにいざなわれ、本丸の課題にも段差なく突入していくことになる。

 

まるで物が上から下に落ちるみたい。

 

自然の力を利用して仕事を進めるといった感じで毎日を過ごしているから、心身への負荷は激減した。

 

こんな習慣が積み重なって、自身への信頼、縮めて言えば自信が強化され、このところはやたらと落ち着き払った毎日だから、なるほどこれをして老練というのだろうとの実感を覚える。

 

スキあらば怠けたガキの時代と力任せに押し切った若気の時代を経て、いまがいちばん真面目で堅実。

デスクワーカーとして円熟の域に達し、現在進行で自身の最強化が無理なく推し進められている、そう思える。

 

長く続けていれば、誰だって成長する。

そういうことなのだろう。

 

すべきことを、ひと口サイズに砕いてノートに書く。

そうすれば、その課題はいずれ片付く。

 

父から子へ。

伝授すべき仕事術は、いたって単純なものとなる。

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2021年7月15日 朝食

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2011年5月1,3日と2012年5月2,3日 子らの食のカンブリア爆発時代(昔、二男が寿司屋で食べたのは玉子とマグロだけだった)。