KORANIKATARU

子らに語る時々日記

主の祈りを百回も二百回も一緒に唱えた仲

本町でヨガのレッスンを受けた後、家内はもりやまクリニックに寄った。

森山院長はこの日も気さくによく喋った。

 

「このところ33期の誰とも会っていない」と話していたとのことであるが、わたしも同じ。

幾人かを除き、顔を見ていない。

家内の方が33期とより多く会っている、と言ってもいいくらいである。

 

森山クリニックを後にして、家内は針中野から電車で帰途についた。

 

近鉄電車からJRに乗り換えるとき、元気にホームを闊歩する少年がいて、目に留まった。

よく見ると、33期の子だった。

 

家内からすれば西大和の制服が懐かしく、小さい頃から見知った顔が懐かしい。

 

一緒に帰ろう。

家内はそう声を掛けた。

 

学校が楽しいという話に続き、少年は33期のおじさんたちについて話した。

やはり、あちらもこちらも話題の中心はいつだって33期なのだった。

 

たとえ上の空であっても主の祈りを百回も二百回も一緒に唱えた仲。

星光のつながりは濃く太く、だからその周辺をも含め当たり前のように家族ぐるみになっていく。

 

手を振って少年と別れ家内は思った。

いつか将来、今度は青年へと成長した彼の方から家内に声をかけることもあるだろう。

 

そうそう、この日、森山くんが貴治くんについても語っていたそうである。

貴治くんはビリヤードがめちゃくちゃうまかった。

そこから分かるとおり手先がすこぶる器用。

彼ほど歯科医に向いている人物はいない。

 

そんな話を家内から聞いて感慨深い。

主の祈りを一緒に唱えた者たちの、見知らぬ一面が卒後も新たにもたらされる。

 

現在進行形でかつての交流が今も育まれ続けているのであるから、なんと豊かなことだろう。

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