KORANIKATARU

子らに語る時々日記

頭上はいつも快晴

東京滞在4日目の夜。

ホテルで過ごす家内に電話した。

 

先日家内が受けた国家試験の結果が出て、合格。

ささやかな資格であっても資格は資格で国家資格。

事務所の業務に直接役立つからありがたい。

 

報せを受け家内は喜んだ。

が、結局すぐに会話は息子らを巡るものとなった。

 

家内からすれば息子二人が「推し」とも言える存在で、根底にはファン心理のようなものが見え隠れする。

足繁く東京に駆けつけるのも当然だろう。

 

わたしも似たようなもの。

業務が立て込み気鬱になっても、息子らのことを考えれば気が晴れる。

 

小さい頃はサル同然であったから、心配が絶えなかった。

しかし成長するにつれ一皮も二皮も剥け、頬が強張るより緩む場面の方がいまでは多い。

 

うち限定のはなはだローカルな話ではあるが、仰ぎ見て夫婦の目が輝く希望の星が二つあるということになる。

 

離れて暮らし、男っぷりが見違えた。

こんな男がいれば、どれだけ心丈夫なことだろう。

 

そう思える存在がダブルで頭に浮かぶ。

だから、ときに頭上に湧いて出るモヤモヤの類など、たちまちのうち消し飛んでいく。

2022年4月18日昼 下北沢 中華そば こてつ

2022年4月18日夜 渋谷 カールヴァーン・トウキョウ