朝食の後、ひと風呂浴びてから宿を出た。
熱海駅にてバロークス、さばサンド、エビやタコの磯揚げなど調達しこの日も踊り子号に乗り伊豆半島を南へと向かった。
下田に着いてすぐロープウェイで寝姿山にのぼって海を見渡し、来航したペリーの艦隊をそこに重ねた。
黒船の威容は度肝抜くようなものであったに違いない。
そう実感した。
迎えのバスに揺られ20分。
下田セントラルホテルは野鳥のさえずりも小気味いい里山に立地し、広々とし清潔で実に快適な空間をそこに現出させていた。
卓球場があったので60分に亘り夫婦で真剣勝負を繰り広げ、わたしはこてんぱんにスマッシュの被弾にさらされた。
そこらを散歩したあと温泉にゆっくりつかって、夕飯。
静岡ビールと下田ワインを楽しんで、ふけゆく夜、四国と伊豆、決勝でぶつかったとしてどちらの食が秀でているか、飽かずに語り合った。