KORANIKATARU

子らに語る時々日記

家が煌々と光って見えた

たまに仕事で遅くなる。

この日は午後八時を過ぎての帰宅となった。

 

駅を降り、歩いて数分。

まもなく家が左手に姿を現した。

リビングのある二階だけでなく一階にも三階にも灯りがともって、見慣れた家が煌々と光って見えた。

 

この日、長男が帰省した。

前夜、同じ会社の内定者と遅くまで食事し、朝、汽車に飛び乗った。

荷物を家に置いて西大和の友人らと六甲山を駆け上がり、西宮北口で食事して、まだ余力があったのかエニタイムにて友人らとワークアウトに取り組んだ。

 

二男も合宿から戻っていたから、家に二人の息子が出揃った。

 

先日、月と木星が接近し東の夜空を彩った。

そんなニュースがあったことを思い出す。

 

親はバカ。

息子が光って見えるのだから、何か患っているとでも言った方がいいだろう。

 

家にあがるとそこにかつての子熊二匹の姿があった。

そして家内がにぎやか料理に勤しんでいた。

 

懐かしい光景が、光量を増してそこにあった。

これはめでたい。

 

さあ、飲もう。

わたしは冷蔵庫を開け、迷うことなくビールに手を伸ばした。

2022年8月18日昼 京都嵐山 桃草舎

2022年8月18日 息子二人が帰省してキッチンがフル稼働

2022年8月18日 息子が二人帰省してキッチンが所狭し