たまには朝早くから仕事に出る。
朝8時台の御堂筋線に梅田から乗った。
生まれてはじめてのことだった。
その混み具合に、ふさぎこむような気持ちになった。
周囲の乗客と同様、腕を胸の前でクロスさせ祈るような体勢で人がひしめき合うなか耐えた。
幸い淀屋橋で大半の人が掃き出され、一気に身体まわりの空間が広がった。
その対比で窮屈さの苦痛のリアルを思い知らされ、広々と生きたい、心からそう思った。
午前中丸々、お役所の方々をお相手に業務にかかり、昼を過ぎてやっとのこと解放された。
留め置かれる時間が長いと疲労感が募る。
秋風も爽やかな往来に出て、深呼吸し自由であることの解放感にひたった。
できれば自由に。
やはりそう願いたいものである。
心が伸びてゆるんだ。
だから若者が食べるようなラーメンをカッ食らってから事務所に向かった。
通常の業務にかかってこれでいつものペースに戻った。
このところ月曜日できっちりリセットがなされる。
仕事し、ジムで運動し、お酒を飲まない。
これがひとつの暮らしの標準型になっていて、週末にはエントロピー増大の法則が作用して型が崩れるが、月曜で再度復元されて、その余勢で週末までなんとか陣形を保って真面目に過ごすことができる。
出だしはオッケー。
今週も順調に事が運ぶことだろう。