月の初日だったから昼に事務所近くの神社へと足を運んだ。
途中、中華そば うえまちの前を通りかかった。
いつも行列ができているのに、誰も並んでおらず中に空席があった。
この「海が割れた」とも言える奇跡の間隙に吸い寄せられて、気づけばわたしはカウンター席に腰掛けていた。
食べ終え、順番を待って並ぶ人の列を横目に過ぎて神社に向かい手を合わせ頭を下げた。
今年も残すところあと一ヶ月。
お腹も満たされ気合を入れ直し午後の業務を快調にこなした。
夕刻になって帰宅し、木曜はジムが休みなので、武庫川に出た。
冷え込み増すなかほとんど人影のない薄暮の川べりを走って心身ともに整った。
今週は月曜こそノンアルだったものの、火曜、水曜と飲酒した。
だからノンアルで過ごし、朝と昼に炭水化物をとったから、夕飯はゆで卵だけにした。
一昔前ならあり得ない。
朝と昼に何を食べようが、前夜と前々夜に焼肉を食べていようが、大食漢としてのあり方を貫いた。
食べるときは食べ飲むときは飲む。
そして、そのうえで食べないことも飲まないこともできるようになったから、人として成長したと言っていいだろう。
一昨年と昨年同様、今年も忘年会の類が一切ない。
飲み会など言い出すのも憚られる時期がいましばらく続くのだろう。
この師走もまた女房と飲んで食べてということになりそうだ。
ちなみにさっきまで一緒にサッカーを観戦し、日本がスペインを下した場面を夫婦で見届けた。
未明から幸先がいい。
きっとよい週末になることだろう。