今年のハロウィーンは何時頃でしょうか、と田中院長に連絡した。
そこでビッグニュースに接した。
なんと、田中院長が施す禁煙治療で友人の会計士が完全にタバコと縁が切れたということだ。
いまどきは12週間のプログラムのもと、一定期間ごとたった計5回の通院で禁煙が達成できるそうだ。
昔ながらの禁煙パッチやガムなど比較にならないほどに画期的な薬があるのだという。
私などはるか昔、意志の力で大格闘のすえ喫煙癖をねじ伏せたものであったが、いまやお手軽に退治できる。
何の因果かニコチンの支配下に置かれてしまったそこのあなた、田中内科クリニックで相談してみることである。
そして、もう一つ田中院長からビッグニュースを教えられた。
我らが33期の池田宏二助教が、肥満を促進する遺伝子「ARIA」を発見したという。
この「ARIA」の活動を抑止する新薬を開発すれば肥満を根絶できるかもしれないというではないか。
私自身、鉄の意志をもってしてもメタボにだけはからっきしであった。
意志の問題ではなく、あいだに「でん」が抜けていた、遺伝子の問題であったのだ。
この成果は専門家筋からすればたいへんに画期的なものであり賛嘆に値するものであるらしい。
「池田っ、よっ日本一!!」と万歳三唱目頭熱くして声援送りたくなるような快挙、偉業だと言う。
遠くない将来、いよいよ星の光からノーベル賞受賞者が輩出され、私たちは人類の救世主を友に持つことになるわけである。
帰宅するとテレビニュースが流れ、たいへんにスマートな池田君が現れた。
あっ池田や、池田やと画面指差し興奮する私であったが、家内が一言つぶやいた。
「やっとやせられるんちゃう」
京都に遊びにおいでよと誘ってもらい、延ばし延ばし月日が経過しもう3年は経ったのではないだろうか。
華々しい転進遂げる八木君にも会いに行かねばならない。
今年、冬会は京の都で開催というのは如何だろう。