KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2014年元旦の備忘録

最高気温が12℃と例年にない暖かさの元旦であった。

目覚めとともに家内伴い、地元の熊野神社にお参りに出かけた。
本殿で手を合わせ、記帳し、脇に設えられた算学神社でも手を合わせる。
関孝和の師、毛利勘兵衛が祀られている。
ご利益は絶大でありここで手を合わせてきたからこそうちの子は算数が得意になったのであろうと父は考えている。

引き続き大阪にクルマを走らせ事務所近くの野田恵比寿神社へ向かった。
地元のおじさんおばさんらに混じって献湯神事に参列し心清め本殿に手を合わせた。

コーヒーが飲みたいと家内に言うと、セブンイレブンのは悪くないというのでそれを探しつつがら空きの新なにわ筋を南下する。

実家へ挨拶に寄ってひととき過ごし、昼過ぎて近所の四天王寺へお参りに向かう。
さすが最古の官立寺院である。
境内には由緒正しい建造物が連なっている。
五重塔、金堂、講堂といった伽藍が一直線に並び、その周囲を重要文化財級の建物が取り巻く。

しかし最も目を引いたのはあべのハルカスであった。
どこから何を見ても、そびえ立つ様子で目に入ってくる。
あまりでかい顔するんじゃないよと、 聖徳太子はへそ曲げているかもしれない。

名店茜丸本舗は混み混みであったが、たい焼き食べたいとせがむせがれの初リクエストには応えようとしぶしぶ店内に入る。
その場の客層の悪さにたじろぐ。

汚い言葉で子をどやす茶髪のママ、他の客にいまにも掴みかからんとするかのような殺気立ったヤンキーが年端もいかないどこかの子供に雑言浴びせ、なんという程度の低さ、刑務所ですらこんな様子はありえないだろうとすごすご我が子の手を引いて退散した。
ごろつきやあばずれは遠目から見るべきものであって間近に寄ればろくなことにならない。

元旦お参りの締めくくりは大阪天満宮
Tumblrでもその様子を記録したが相当な人出がありごった返していた。
牛歩の歩みで家族肩寄せ本殿に向かう。
お賽銭を思い切り投げ、手を合わせる。
家族各自で人の群れを抜け曽根崎通りで合流したが、二男が商店街で見かけた讃岐うどん屋に行きたいというので、スクラム組んでまた群衆のなかへと舞い戻らねばならなかった。

さて、正月二日目は墓参りに出かけ、家内の実家でご挨拶である。
大城園で買ってきたマッコリが冷蔵庫に入っている。
義父と飲むつもりである。
これを忘れてはならない。