今朝着替える際、ヒアシンスバスケット内に佇む私の肌着が全て一新されていることに気づいた。
真新しいインナーの肌触りと綿100%の匂いは精神に好作用をもたらす。
愚図ついた空模様も何のその、心気蘇ったかのようなウキウキ感とともに職場に向かう。
そもそもが着るものに無頓着な性分であり、もし独り身であればくたびれ果てヨレヨレとなったまさに死に体のインナーを着続けて平気であったかもしれない。
そして、インナーの精彩がその外的雰囲気に及ぼす影響などに思い至らず、この世の果てのもっささで浮かぶ瀬なく深く川底にひっそり沈むような日常を余儀なくされたのであろう。
まさか我が身の不運不遇がヨレヨレのインナーに起因するなど思い浮かべることもなく、「人に好感持たれる百の方法」といった巷はびこるインチキ本の教えを真に受け、やたら笑顔で振る舞ったりなど空疎で的はずれ更には鳥肌ものの悪あがきをし、ますます肩身を狭くするという地獄の悪循環に陥ったに違いない。
要は、インナー。
まっさらな肌着をまとえば、あら不思議。
そこから何か快活な磁気でも生じているのか、表情も立ち居振る舞いも自然と元気溌剌、何とも好ましい人物へと様変わりすることになる。
足取りだって軽くなる。
今日、私はピカピカ。
目には見えないところ、実はこれ肌着の効果。
子らに言おう。
妻を娶るなら、このようなことまで知り尽くす知の人を探すべきである。
そのようであればどれだけいいだろう。
合言葉は、男子は肌着だ、BVD。
ビッグ、ビクトリー、だ、の頭文字連ねてBVD。
サイズはもちろん、エルエレエロエヨ、エルサイズ。
肌着効果は仕事にも反映することであろう。
今日は日記は手短か、早速仕事にかかります。
