KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2018年大阪星光33期冬会無事終了

午後4時。 谷町線平野駅で電車を降りた。 待ち合わせの場所はそこから歩いて1分、かねしろ内科クリニック。 工事ははじまっておらず、まだ中は空っぽのままである。 1階から2階を見て回り、設備についてタコちゃんがカネちゃんにアドバイスしていく。 そ…

群れが必須であると知る

明日は日曜だから学校は休みである。 そう言うと、元旦を除き年末年始も学校があるという。 わたしは感心させられた。 わずか数日であっても、群れる場が維持されることは案外大事なことに違いない。 一種の近親憎悪か、群れという語がネガティブな含意で用…

職場としての田中内科クリニック

仕事納めとなった28日、最終地点は南森町であった。 夕刻の大阪天満宮で手を合わせ一年の業務を締め括った。 事務所に戻って後片付けを終えるとそろそろ午後7時。 田中内科クリニック忘年会の開宴は午後7時半。 千日前線を使ってミナミへと向かった。 行き…

平穏がなにより

前菜はタイ風春巻き。 細かく刻んだ野菜がたっぷり入って、作る手間が推し量れた。 鮮やかな赤をたたえる手製のナンプラーにしっかりとつけ頬張った。 一瞬甘みを感じるがじわじわと辛さが広がり、口から火が出た。 白ワインでは鎮火できず、炭酸水を階下の…

巨大で強靭な人間の輪

駅の要所に教職員が立ち、いつもわたしが出入りする裏門は固く閉ざされ、表から入る際には父兄用の名札の提示を求められた。 先ごろのSNSの件があって、いつもと様相異なる西大和であった。 昨年は師走の27日、今年は26日が懇談の日となった。 家内は地元夜…

万正に母を招いて焼肉三昧

電話をかけると駅前にいるという。 改札を出て商店街に向いて歩くとすぐに二男を見つけることができた。 並んで歩いて目的地に向かう。 試験が終われば焼肉をご馳走する。 そう約束して2週間ほどが過ぎていた。 午後5時20分。 開店を前にすでに行列がで…

今夜もメリークリスマス2

子らが小さいときはクリスマスらしく過ごすこともあった。 結構大きめのクリスマスツリーを飾って点灯もさせていたし、クリスマスイブの日はケーキも買った。 ところが、上の息子が小5のときのこと。 彼は学校の友人らからサンタの真実について告げ知らされ…

カメの歩みに賛同する

あまりにとろけて見えたので中トロを3ブロック持ち帰った。 予定狂ったのか、その取り扱いに困った様子を見せた家内であったが、一瞬後、明るい笑顔になって言った。 美味しい沢庵があるからトロたくの手巻きを作る。 パクチーソースで味付けした鶏肉サラダ…

内にある光に目を向ける

遠い昔のこと。 うちの妹家族らが公園で遊んでいた。 たまたまその様子を見かけ、家内はある人物に言われたそうだ。 わたしの妹たちには華がなく野暮ったく、その子どもたちは難民の子みたい。 以来何年も経つがその話を忘れたことはなく、ときおり思い出し…

ふたりの間にいることだけは間違いなかった

大した雨ではなかったので傘を持たず家路についた。 夜9時過ぎ、電車の吊り革につかまって一日を振り返る。 午後、大阪の事業所で引き継ぎがあった。 前任の担当は80歳過ぎ。 このところ仕事に精彩なくミスを連発していたという。 このままでは深刻な事態に…

結婚は人生の墓場、彼らは口々にそう言った

この夜は、北堀江にある和食「いし津」。 若き30代の事業主4名に囲まれた。 仕事の話もそこそこに、いつしかテーマは結婚へと移っていった。 相手の両親にそろそろ挨拶をしようと思う。 一人の若者がそう言って、他の若手がそれを諌めた。 早まるとろくなこ…

女房を大事にしようと皆で話し合った

この夜は本町のベルギービール専門店。 男5人が集まった。 ビール飲み放題で、コースのつまみは、バゲッド、ピザ、パスタ、ポテト。 家内がいれば制止必至。 わたしは一口もありつけなかっただろう。 そんなことを考えていると、一人が言った。 最も身近な…

賢い親ではなく子も天才からはほど遠い

環状線に遅れが生じていた。 東西線を使うことにした。 快速に乗り換えるためいったん尼崎で電車を降りた。 待ち時間があったので構内の本屋をちらとのぞいた。 『すべての子どもは天才になれる、親の行動で』とのタイトルに目が留まり、明石までの道中、手…

確かに最強の子育て本

著者の小川大介さんは大阪星光36期、京大法学部卒。 星光の懇親会でお目にかかって話をし、その明快な弁舌に惹かれ著作を買った。 タイトルは『親も子もハッピーになる最強の子育て』。 読み進むうち、仕事術のエッセンスが詰まった本だと感じた。 大人向け…

今年わが家のインフルエンザ予防接種

師走の序盤、長男の学校では希望者全員に対しインフルエンザの予防接種が行われた。 そのうち受けようとわたしたち家族は悠長に構えていたが、昨年同様、今年もワクチンが不足していて事態は深刻であると聞いた。 未接種者が増えることで流行の広がりと重さ…

大笑いする顔が浮かんでそれだけで幸せになれた

この日は昼から忘年会の予定が入っていた。 連日外食が続く。 せめて運動だけはしておこうと、午前中、ジムで汗を流した。 ジムから事務所へ戻ろうと信号待ちしていると、後ろから話しかけられた。 上の階の会社のおじさんであった。 ネクタイをしコンビニの…

かねしろ内科クリニックが誕生した夜

午後6時、地下鉄谷町線の平野駅に到着した。 同じ路線の他駅と比較し、すべてが大きい。 そう感じつつ、地上に出た。 あたりを見回す。 街は明るく道幅も広い。 交通量はもちろん人通りも多い。 同じ路線の他の駅前と比較し明らかに開けて栄えている。 教え…

芦屋の安愚楽は何もかもが完璧だった

芦屋駅に着いたとき、時刻は19:47。 予定より早く着いた。 すっかりクリスマスの装いとなってキラキラ光る街の飾り付けを横目に南へと歩を進める。 まもなく8時。 安愚楽(あぐら)の暖簾をくぐった。 わたしが一番乗りだった。 聞けば、先行の客は入れてな…

それだけで世界が違って見える

昼を食べ終え事務所に戻った。 スーツから作業用の軽装に着替えデスクワークを始めるが、この日は勝手が違った。 仕事から仕事へと移る際、段差を感じる。 いちいち間が空いて、よっこらしょと自らを駆り立てねば次へと進めない。 停滞の原因は一つしかない…

丈夫がなにより、とわたしたちは目を細めた

わたしが天王寺で用事を終えたとき家内は梅田にいた。 では、ということで待ち合わせることにした。 わたしが環状線の外回り、一方の家内は内回りに乗り、ちょうど旅人算の要領で途中の野田駅で合流した。 寒い夜、韓国料理がその美味しさを増す。 だから向…

地下鉄で見かけた奇跡の女性

人波に押されるように車内奥ほどに入っていくと介助犬がおとなしく床に伏せているのが目に入った。 犬の間近には迫らぬよう、わたしはそこで足を止め吊り革につかまった。 こう見えて犬が怖い。 ちなみに注射も怖いし高所も怖い。 それら怖いものを完全に避…

日曜の午後、近場で物見遊山

日曜の午前、地域のボランティアとして家内は駆り出された。 近所の整骨院からは屈強男子、イタリアンの店からは爽やかな男子らが応援に駆けつけた。 朝9時に始まったクリーン大作戦は2時間にも及んだ。 目の前の公園は日頃から手入れ行き届き十分にきれか…

この日夕刻、やすもと内科クリニック忘年会が行われた

昼以降、別々の予定があったので買物は午前中に済ませた。 大阪市内にて子らの着るものを選び子らが食べるものを仕入れた。 似合うに違いない。 そう思うとあれもこれもと手が伸びる。 そんなわたしに家内がブレーキをかける。 服屋に来ればいつだってそこに…

原因と結果の法則2

金曜夜、まっすぐ家に帰った。 朝よりも冷え込みの度が増し今が師走であるとの感も増した。 家で家内と二人。 いつもと同じ。 鶏肉入りのサラダ、かつお節たっぷりの豆腐、つぼ漬け入りの納豆。 夕飯は至って質素。 それとは対照的に家内はいつにも増して饒…

雨降る冬の夜、家にまさる場所はない

夕刻、急に冷え込み雨脚も強まった。 どこかに出かけようと家内と話し合っていたが、動く気は急速に萎んでいった。 雨降る冬の夕刻。 家の居心地良さに勝る場所はない。 床暖効いて暖かなリビングで、わたしたちは録画してあった映画『パパとムスメの7日間…

わしお耳鼻咽喉科オリジナルカレンダーまもなく完成

明石から事務所に戻って荷物を置き、阿倍野の美術専門学校に向かった。 夕刻から学生らとミーティング。 ようやくこの日、わしお耳鼻咽喉科の2019年オリジナルカレンダーがあらかたの完成をみた。 半年以上の時間をかけ練り上げられた力作である。 冬はイン…

まだまだこれから

この日阿倍野で仕事を終えるわたしの都合に合わせてのことだろう。 事業主が予約してくれた店は、あべの橋駅から徒歩3分の場所にあった。 店の名は旬菜旬魚 傳右衛門(でんうえもん)。 ネットで見ると魚料理が美味しいとの触れ込みである。 事業主お二方と…

能ある鷹は爪を隠す

手のキレイな人を見るとホッとする。 以前、ある事業所で女子スタッフに注意促す役を担ったことがあった。 ネイルが派手で見るに堪えない。 改善するようそれとなく言葉をかけてもらいたい。 そう事業主に頼まれた。 会ってどれどれと手先を見てその奇異奇天…

嬉しく楽しい場面が同時に進む

月末に寄る予定であったが忙しく、昨日になってようやく実家を訪ねることができた。 母を誘い例のごとく近くの寿司屋で昼食をともにした。 握りをつまんで家族の近況について話を聞く。 孫がみな元気にすくすく育って、母にとって嬉しく楽しいニュースが尽き…

大輪の笑いが咲き乱れた夜

大人になっても一生勉強。 できそこないのわたしでさえ、たまには一人こもって机に向かう。 師走最初の日曜日、家内はママ友と約束があるという。 下の息子は塾に出かけ、上の息子は先ごろから使い始めたおとな自習室で終日過ごす。 わたしに用のある者は見…