KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Forever is composed of nows.

コーナーに追い詰められたとみせそこから猛反撃するように仕事をこなす10月末日の午前、家内から電話があった。 弁当を持ってきたので駅の改札まで取りに来るように、とのことだった。 これから猛攻というときに水を差されたようなものである。 が、駅の改札…

子らが携えてきた米びつ説

週が明けての月曜日、仕事をこなしその世界に没入しつつも、合間合間、週末の光景がパラレルによみがえる。 その光景が一服の清涼剤となって、仕事の進行に伴って生じる疲労と緊張を和らげていく。 だから仕事に縛られる時間も苦もなく過ごせる。 やはり週末…

伴走者がいるのはいいものだ

台風22号が日本列島に迫る10月末の土曜日。 吹田にある森内科クリニックの開院5周年記念を祝う食事会がささやか執り行われた。 会場はヒルトンプラザの大阪聘珍樓。 文字どおり丸く円となって並ぶ。 身内が片寄せ合うような温かな食事の場となって、その様子…

おまえがいないと始まらない

学祭を終えた後、打ち上げがあって総勢24名で焼肉屋に行くのだという。 クラスの約半数が参加するのだから結構な結束力である。 息子が勘定に入っていて一安心。 親として率直に思うのはそのようなことである。 上の息子も下の息子も友だちに恵まれた。 これ…

動く人が好ましい

トレッドミルの画像を注視して走る。 インドの国宝的スター、シャー・ルク・カーンが華麗に踊り、そのアップテンポに引っ張られるようにしてわたしは足を次々前に繰り出していく。 そのように視線は前方に固定されているのだが、それでも、隣で走る人影がど…

こういうのを急迫の事態という

仕事が一段落し休憩をとるためクルマに戻った。 まもなく午後2時。 ずいぶん遅い昼食となる。 近くに海があった。 工場地帯を抜け、港の船着き場にクルマを寄せた。 空は澄み渡り、風が波間を渡ってキラキラと光り、遠くに見える汽船が時間の歩みを緩やかな…

仕事で遠出するのもたまにはいい

遠出する一日となった。 このところ関わり始めた業界の元締めさんがいらっしゃる地。 仕事するうえでこちらから挨拶に出向くのが当然という話であった。 電車に揺られる時間は嫌いではない。 遠足のようなものでありいい気分転換になる。 もともと、ひとつ処…

なんでもないように見えて凄いこと

ジム通いが8日連続となっていた。 そろそろ休息が必要、そう思っていたので夕刻、家内が事務所に姿をみせたことは好都合だった。 月曜はタメができているから出力大。 かなりの分量の業務をこなしていたので、疲労感もあった。 仕事を切り上げ一緒に帰るこ…

穏やかな暮らし

家内が肉を焼き、家族で食べる。 ハリケーン・カトリーナ級とも目される台風21号が間近に迫って、外は風雨吹き荒れその勢いは増す一方である。 銃撃を受け爆風に晒されるかのようであってまるで戦火のなか。 が、家のなかは至って平穏。 肉に舌鼓を打ち、テ…

三拍子そろった料理上手

雨模様の土曜日、子どもたちを学校に送り出し夫婦で出発。 宝塚から中国自動車道に乗り三田西インターで降りる。 目指すは篠山市役所今田支所。 そこが第40回丹波焼陶器祭の会場であった。 約1時間ほどで到着。 食材に満ちる収穫の秋の丹波である。 丹波焼…

寝起きに走り書きした日記

週末金曜日、男二人で差し向かい。 JR神戸線と六甲ライナーの連絡駅となる住吉で待ち合わせ、博多もつ鍋ごりょんさんを再訪した。 やたらと美味しいからだろう、隠れ家的な佇まいであるのに店は混み合っていた。 閉店となるまでそこで飲み住吉駅で別れた。 …

仕事を終えての給水ステーション

この日は某所にて無料相談会。 恩義ある方からの依頼であるから二つ返事で引き受けた。 パソコン備え付きのデスクに腰掛け、相談者を迎える。 相対するまで相談内容は分からない。 が、いつの間にかわたしも歴戦の者。 長く携わっている業務であるから引き出…

ルーティンが明日を開く

ルーティンをこなすことから朝は始まる。 他愛のないような用事もタスクノートに記してあって、たとえば鉛筆を削るといったような単純作業をいくつも経て、それが助走となって本丸へと挑みかかっていく態勢ができあがる。 助走は侮れない。 これで心身整って…

今日もめでたしめでたし

年末にかけてサマータイムならぬ煩忙タイムとなって日頃より一時間早く事務所に入る。 4時には家を出るので、できれば夜は10時過ぎには眠りたい。 この夜は順調。 ジムを終え風呂も済ませ寝床に入ったのが10時10分。 たっぷり眠ることができる。 気持ちに余…

いい映画は何度でも頭のなかで蘇る

待ちに待った終業の時間。 午後7時には事務所を後にした。 和らかの湯で一息つくことにし2号線を選ぶ。 が、どうしたことだろう。 2号線に入るはるか手前、野田阪神の交差点あたりからクルマひしめいて全く動かない。 即座予定を変更し迂回して43号線をた…

寝不足になって眠りのありがたみが骨身にしみる

寝付きすこぶるよく不眠とは縁遠い。 が、この日は横になったもののなかなか眠れなかった。 日中たっぷり活動し風呂にもゆっくり入ったので瞼は重くカラダは眠りへと移行したくてたまらないのだが、意識がここに留まって向こう側に行く気配がない。 時間だけ…

小雨降る土曜、京都洛北を歩いた

せっかくだから寿司ゑんどうに行こうとなって大阪中央市場に向かった。 おいしいと噂に聞いていたが、早朝から昼過ぎまでの営業であるため行く機会がなかなか得られなかった。 少しゆっくり目に出かけて到着が9時5分。 さすがに人気の店。 すでに列ができて…

思い描いた絵のなかを巡る

ジムを終え帰宅。 週末金曜の夕飯は秋であるから秋刀魚塩焼き、家内自作力作のチーズハンバーグ、栄養満点具沢山の特製豚汁。 食事しつつ土曜の予定を考える。 隅から隅まで自由時間で占められる一日。 心に描くだけで胸弾む。 朝昼晩、食事処が起点となって…

ぶらり遊ぶのに恰好の季節

毎年のことであるが終盤にかけ忙しさが苛烈さを増してくる。 助太刀のパワーも増していっときに比べずいぶん楽にはなったが、ぼんやり過ごせばどえらいことになりかねず、片時も気が許せないことは変わらない。 だから休日くらいは羽を伸ばしたいという思い…

自分のことなど分からない

すっかり日の暮れた市内の道をひた走る。 目指すは熊野の郷。 終日の運転であったことに加え、すべて新規、初お目見えの客先ばかり回ったので全精力使い果たしくたびれ果てていた。 さっさと湯に寝転び疲れを癒やさないと次の日の遠方業務に響く。 が、道混…

それはまた次回の講釈で

たまたまリビングで鉢合わせになった。 兄弟それぞれ自宅に戻り、わたしは仕事帰り。 帰宅し各自次の動きへと向かうというところ。 そこに踊り場のような空間がぽっかり生じ、男子三人語らいの時間となった。 一日を無事に過ごしてのくつろぎムードのなか、…

感じいい日常の絶対条件

連休が明けた途端に業務たて込み、早朝から根を詰めて作業し頭のヒューズが飛んだ所で気づけば午後1時。 やはりじっとしてばかりではカラダに毒だ。 食事を済ませ一息入れることにした。 この季節、気分転換には散歩が一番。 川を吹き渡る涼風を求めて淀川…

息子が二人おりますねん

早朝はラジオを流す。 子守さんの朝からてんコモリを聴くのがお決まりである。 番組中に挿入される曲に出色のものがあってときおり嬉しい。 新聞各紙を読み比べて論評加える子守さんの喋りを目当てに聴いているのだが、自分からは絶対にアクセスできない希少…

パワーと実用によってそのフォルムに美が宿る

夢中で陶器を見て回る家内とわたしは行動を別にした。 途中までは関心持とうと努力したでのあったが、見れば見るほどどれもこれも似たようなものに見えて意識が遠のいていく。 半時間もせぬうちに飽いてきた。 広場の向こうにグルメ屋台が並ぶのを見つけ、わ…

つくり頑丈な群れのようなもの

したたか飲んで夜中に帰り朝6時には出発しなければならない。道中ずっと横には家内。 日記書く時間は限られる。 金曜の夜、桃谷こいきに集まった。右隣はカネちゃん、左にもりやま、そして章夫。斜め前にタコちゃんがいてシバテン、キジにセノー。帰りの環状…

パンとぶどう酒を分け合う仲

あいにくの雨だが金曜日。 三連休を前に友だちと集まって憩いのひとときを過ごすことになる。 昔馴染みの顔合わせだから堅苦しいことは何もない。 気楽に羽が伸ばせてティーンエージ時分のリラクゼーションを思う存分満喫できる。 場に添えられる料理は超一…

週末、たったひとつ願うこと

夜9時を回っての夕飯は野菜三昧。 この日、仕事の用事で家内に京都と奈良を回ってもらった。 家内が言うには京都も奈良も野菜が特筆美味なのだという。 由緒正しい古都由来の野菜である。 そう言い聞かせ風雅気取って箸を運ぶが汲めども尽きない。 野菜と向…

欺瞞と傲慢、千年の病

昨晩から一気に冷え込み、明け方は肌寒いほどだった。 日中も日陰に入ると冷気心地よく、風呂に湯加減があるみたいに地上にも空気加減といったものがあって、これくらいが過ごしやすくてちょうどいい。 秋から冬へと向かう季節にあることを実感し、この空気…

季節外れのクリスマスソング

黒く濡れた路面がヘッドライトで照らされ、激しく地面打つ雨滴の様子がくっきり見える。 信号が変わる度、傘を差す一団が縦横斜めに急ぎ足で行き交う。 わたしはトレッドミルの上。 地上に見える豪雨の交差点に目を落としつつ、一定のリズムで走り続ける。 …

たまには遠出が必要だ

たまには遠出が必要だ。 家と職場を定点とし、点在するいくつかの訪問先を結んでできる小さく閉じた平面は次第、硬直したような脳内世界と化してくる。 同じところを行ったり来たりするだけの観念が、さも全世界であるかのように思えてきて、倦み疲れて視野…