KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ひのとりに乗るためだけに名古屋を日帰りで訪れた

一度、ひのとりに乗ってみたい。 家内がそう言ったからこの日曜は名古屋を散策することにした。 朝の9時、鶴橋から念願の「特急ひのとり」に乗って、名古屋まで2時間。 着いてすぐメイ地下のコンパルでエビフライサンドを食べ腹ごしらえを済ませた。 名古…

たまには奈良の地で厳かな霊気に触れる

晴れ渡ってまさに天高くといった秋の好日、わたしたちは奈良に向かった。 大和路快速の車両一両目の座席に隣り合って座ってブルーノ・マーズを夫婦で聴きながら所要50分ほど。 奈良駅に到着した。 まずは腹ごしらえ。 朝昼兼用の食事としてtoi印食店で四種盛…

学べば学ぶほど謙虚になる

夕刻、近鉄長瀬駅で家内と待ち合わせた。 帰途につく学生の流れと反対向きに商店街を進む。 このまま行けば近畿大学にたどり着き、その手前に先日オープンしたばかりで話題の「伝串 新時代」があった。 中に入ると男女様々なグループの学生らで席が埋まって…

ひと声かければ男が三人

息子の下宿は東京ドームから歩いて10分ほどの場所にある。 が、親としてそこに泊まるといった選択肢はない。 子どもの下宿に泊まる親もいるとは聞くが、わたしたちはそんなことを考えたこともない。 長男の下宿も二男の下宿もわりときれいでそこそこの部屋で…

喜ぶ姿をみるのがいちばんうれしい

大阪の次は東京。 会場は京セラドームから東京ドームへと移る。 東京ドームといえば水道橋で、長男の下宿から徒歩圏内にあるから先日の上京の際、何度も自転車で通りかかった。 ブルーノ・マーズが長男の住む街へと移動する。 家内が長男に声をかけ東京へと…

真面目を浮力になんとか生き抜く

今日も明日も明後日も同じことを当たり前のようにやり続ける。 それを真面目と言うなら、わたしたちはバカの一つ覚えの如くその通りで真面目の度を越し生真面目とも言えるだろう。 地元で用事があったため月曜は朝から自宅で仕事を行った。 家内はヨガに出か…

この日はまた巡りくる

いよいよ公演の日が到来した。 うちの息子たちは小学生の頃からブルーノ・マーズをよく聴いて、その昔、タコちゃんがくれたのと同じ帽子をブルーノ・マーズが被っていたからその親近感は特別な域にあった。 クルマの送迎などで一緒に聞き馴染んでいたから家…

地元でのサイクリングもなかなかのもの

この秋屈指とも言える好天の日曜、武庫川を走った後、家内に誘われ自転車で西へと向かった。 日差しが強く、汗ばむ陽気だったから半袖がちょうど。 随所で金木犀の香りが漂う休日の街を自転車で疾走した。 が、夙川あたりから行く手に坂道が立ちはだかった。…

これからが本気の本番

土曜の朝、武庫川を走ってジムで筋トレし、これにて一日の課題は完遂を見た。 あとは自由。 家内に肉を焼いてもらいそれを携え実家に向かった。 その昔、母がいた頃は月に一回、顔を出すようにしていた。 いまは二週に一度、父の顔を見に実家に寄る。 父は家…

少し呼吸を深くすれば事足りる

家内に頼まれ夕飯にするための刺身と焼鳥を買って帰宅した。 土曜に二男が帰阪しとんぼ返りする。 その二男に持たせる料理の支度があるというので、ジムへはわたし一人で向かった。 玄関でわたしを見送る家内が写真を見せてくれた。 ジムを始める前のわたし…

助手席に座る家内の言に従う

昼に食べ過ぎた。 夕刻、武庫川を走り、夜の食事は抜いて前夜に続いてノンアルで過ごした。 この日、コンビニでブルーノ・マーズのチケットを受け取っていたので、ノンアルを飲みつつ家内にそれを手渡した。 家内は早速、京セラでの席位置を確かめ、ステージ…

なんとなく続ける、それが極意

旅して非日常の場に身を置くと、気分は刷新されるが日常へと戻る道に段差が生じる。 たとえばジム。 日頃当たり前のように通っていたのは慣性の法則が働いていたからであり、いったん途切れるとその負荷を前に腰が引けてしまう。 月曜の夕刻、家内と顔を見合…

吹き込む風に冬間近を感じた

朝、東の空に光が満ちていくのを眺めつつコーヒーを飲み、この日も外へと走り出た。 神宮外苑を抜け青山通りを進み、赤坂御苑に沿って走るが、どこか山中にあるかのように緑が濃厚に香って、気持ちがとことん安らいだ。 麹町で折り返し、紀尾井町から四谷を…

長男にしたのと同じことを二男にもする

土曜日の朝、東京レガシーハーフマラソンを翌日に控える国立競技場の周辺を走った。 緑が多く風が清涼に薫って心地良い。 爽快な気分を満載したまま、近くのカフェで家内と朝食を済ませ、自転車を借り千駄ヶ谷から本郷に向かった。 長男が引っ越してはや二ヶ…

いろいろな場所にいろいろな思い出

街全体が閑散として見えた。 お茶を飲もうにも喫茶店はその一軒のみであったから、他に選択の余地はなかった。 民家の玄関先を広くしたような、味も素っ気もない土間みたいな場所でコーヒーを飲み、それがとても薄味だったから目に映る世界とシンクロしてい…

神楽坂にてひさびさ集結

早稲田から一駅、本郷からも一駅。 待ち合わせの利便を考え家内が神楽坂を選んだ。 店はいま人気の亀戸ホルモンで列に並ばずとも神楽坂店なら予約ができた。 そしてさすが家内であった。 店名にホルモンとあるように赤身の肉のラインナップが手薄で、それだ…

変化が澱みを取り払う

ラッシュ時の在来線は混み合い、暑くて汗が流れそれはもう不快なものであった。 だからより一層、新幹線の車内が快適に感じられた。 移動すると心身の活性が高まる。 自然、仕事が捗った。 どんどん仕事が片付いて、この好循環の流れで勢いづいて、前日積み…

そこにはいろいろな景色が広がっている

木曜日はジムが休み。 代わりに武庫川を走って家を掃除した。 拭き掃除はマシンを使うよりはるかにキツイ。 ジムでみな拭き掃除をすればいいのでは。 そんな図を思い浮かべつつ、家をピカピカに磨き上げた。 窓から吹き込む風が清涼。 風に吹かれ満足感が込…

どこで切ってもニコニコ笑顔の金太郎飴

阿倍野が仕事の終点となった。 すでに夜8時を過ぎ、特にこの日はよく動き回ったので疲労もあって、このときすでに空腹感もピークに達していた。 足は自ずとよい匂いのする方へと引き寄せられ、気づけばわたしはトングを右手にビールを左手にし、ほのか光を…

困った顔より喜ぶ顔を見る方がはるかに嬉しい

家の前に軽自動車が停まっていた。 営業女子がやってきているのだった。 家も年数が経てば手入れが欠かせない。 つまり費用がかさむ。 性格的に受容的。 うかつに話に混ざって契約を前に進める返事をしては後で困ったことになりかねない。 で、家を目前にし…

京の都に降る雨は一味ちがった

庭園に雨が降り注ぐ。 そんな光景を目にしながら朝食をとるため一階におりた。 レストランの選択肢は二つあった。 焼き立てのクロワッサンが美味しいとのことで「FORNI」を選んだ。 メニューについても洋食か和食のどちらかが選べた。 絶対に和食がいい。 家…

それはそれで京都

連休の後半、クルマを駆って京都に向かった。 三井財閥の本拠はかつて京都にあって、その総領家の跡地にできたホテル、その名もHOTEL THE MITSUI KYOTOに宿泊する予定になっていた。 道中、伏見稲荷に寄った。 お参りの後、門前にてうどんを食べ、これが昼ま…

昼を食べ夫婦の原点に立ち返った

家を出て半時間。 天満の駅に着いて、フナシェフを探し歩いて5分ほど。 まさかこんな場所にはないよね、といった民家の立ち並ぶ一角に店を見つけることができた。 正午定刻、カウンター席に案内されて、出だしの一品から唸らされた。 噂で耳にしていたとお…

相手によってはハードパンチも懐かしい

ひと頃より格段に人出が増えた。 修学旅行生の姿が目立ち、外国人観光客の姿もちらほら見えた。 京都はかつての姿に戻りつつあるように思えた。 夕刻になってもまだ雨が降り続いていた。 ぶらり歩く気になれず駅舎のどこかで食事することにした。 食事は不要…

当選との報せに歓喜した

ほどよく冷え込みランニングには絶好の日となった。 夕刻は武庫川を走って前日と同じく夜はノンアルで過ごす。 そう思っていたが、家内から連絡が入った。 エステが終わっていま梅田にいるという。 はいわかりました、とその足でわたしは梅田に向かった。 ル…

落ち着くところに落ち着いた

二月の誕生日に妹が母に自転車を贈った。 乗りやすいと母はとても喜んだ。 そのあと三ヶ月もしないうちに母が他界したので、自転車は真新しいまま持ち主を失った。 四月に事務所を移転したが谷六を選んだのは、実家が近くなることが理由のひとつだった。 も…

ほおをつねりたくなるような話

午後の予定が変更になった。 それで時間が空いた。 以前ならマッサージを受けに出かけただろう。 が、いまはジム。 二時間もあれば泳いでサウナに入れる。 事務所を後にし足はまっすぐジムへと向いた。 平日の午後、プールはガラ空きだった。 広々とした空間…

代わりと言ってはなんですが

昼を前に家内が事務所にやってきて女子職員らを引き連れた。 「ランチに行ってきます」 輪唱するかのように声が響いて、明るく楽しげな空気が事務所に残った。 実に微笑ましい。 職場では忙しく「愛想」を欠く。 そんなわたしの不足を家内が補って、よい雰囲…

再訪の地は選りすぐりの場所

テレビから「厚岸」という言葉が聞こえてきたので、一瞬、夫婦の目が画面に引き寄せられた。 ああ、懐かしい。 その後それぞれ忙しく、『遠くへ行きたい』を見るでもなく用事するが、会話は七年前の北海道旅行をめぐるものとなった。 厚岸で食べたバーベキュ…

トンビが残した「跡」も多少は役立つ

電話が鳴った。 長男からだった。 ちょうどジムを出ようとしていたところだったが、中に戻ってベンチに腰掛けた。 眼下にプールを見下ろして息子と話す。 会社に申し出る配属希望について彼の考えを聞き賛同し、あとは雑談。 最近読んだ本の内容を彼が話し、…