KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

美容整形で人生バラ色?(その2)

先日家内に聞いたのだが、会社の後輩に我々の結婚式の写真を見せたことがあったらしい。 写真を見れば見るほど、受付の後輩らの口数はみるみる減っていったという。 何でこんな不細工な男で手を打ったのか。(私のこと、である) 結婚相手って、こんなチッポ…

美容整形で人生バラ色?(その1)

始発を待つ間、リビングのテレビをつけミュージックバンクを見る。 二番煎じ風の韓流出演者続出でモッサイ感が痛ましすぎると消そうとしたところ、女性デュオが登場し、亀の歌をうたう。 なんだそりゃ、亀って? 彼の地では、亀が何らか叙情的なメタファーに…

本読み兄弟タローとジロー

18時30分、ちょうど日の入りの刻、東経135度22分北緯34度44分地点を二宮金太郎少年が通過した。 たまたま近くを通りかかった家内は、本を読みながら家に向かって歩く長男に視線を奪われる。 金太郎少年は間近に立つ母親に全く気付かない。 通学路ではずっと…

併存する諸説、しない説

先日顧問先の社長から疑問を投げかけられた。 中学受験などで子供の頃から勉強ばかりさせることは本当にいいことなのか。 成長過程の子供には勉強の負荷はほどほどにし、のびのびと色々なことに触れさせる方がいいのではないか。 我が家に顔出す子供達の顔を…

祖母の背負う荷が軽くなる

阿倍野辺りを歩くと必ず祖母のことを思い出す。 今で言えば流通業のカテゴリーに括られるのだろうか、市内の卸問屋で仕入れた品々をどさっり背負って南河内方面へ行商に出ることを生業にしていた。 天王寺までバスでやってきて、そこから近鉄大阪線で大阪の…

忘れることのできない言葉

少年は、書斎に身を潜め遠く台湾の地から祖父に宛てられた手紙を覗き見た。 襖から絶えず入り込むすきま風を受け手紙は祖父の机の上ではたはたと音を立てている。 差し込んでくる陽の光も揺れる。 少年はそっと手にとった。 目にしたこともないような画数の…

蒸し蒸しとした朝の通勤の光景

用事を終えた家内と肥後橋のピアノピアーノで遅めの昼食をとる。魚介類の平打パスタがとてもおいしい。あらかた仕事の片づいた午後、子らの様子を聞きつつ食べるものだから、皿に盛られた品々がさらにその美味しさを増す。長男は帰る方向が同じ友人らと電車…

ちょっと大丈夫なのだろうか?

ひんやりとした風が懐かしくなるような陽気の中、市内を歩く。 どこかの宗教学者が自らの新刊について喋っているのをpodcastで耳にする。 次の一説で話を巻き戻す。 欧米、特にフランスでは親という概念がない。 子ができて嬉しい、子育てが楽しいという観念…

静かな暮らし2

仕事を切り上げ間もなく長い歴史に幕を閉じるアマ湯につかる。 夕刻の丸裸のくつろぎの中、おじさんらがお湯場でする千年前から続くような他愛もない談笑に耳を傾ける。 家に着くと相前後して長男が帰ってくる。 家内がキッシュを焼き、お腹空かせた長男がま…

ヘトヘトになると思い出す遠い日々

ついつい断り切れず今日が締切の仕事を数日前に引き受けてしまい、半べそかきながらやっとこさこの週末に仕上げ、今朝何とか納品することができた。 切羽詰まる仕事はもう懲り懲りだと肝を冷やしたばかりなのに、切り抜けたときの爽快感がたまらない。 朝9…

相続セミナーとある母の肖像

リッツへ向かう。 夕刻4時から株式会社フォーユー主催の相続セミナーが行われる。 幹部である相良さんに声をかけていただいたのであった。 医師など高額所得者を対象とするセミナーである。 私については高額所得者が友人にいるというよしみでの参加となる…

店員さんへの態度で人となりが分かる

今夕は飲み会となるかもしれない。 そう考え電車で事務所へ向かう支度をしていた。 メンツは不明、呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーんであるが、メンズであることだけは確かなことである。 突如揺れを感じる。 まさか冗談だろうと戦慄する数秒感、揺れは…

母なるものの超論理

君たちも超論理のことは聞いた事があるだろう。大阪で生活しているとその一種にしょっちゅう出くわすので珍しくとも何ともない。ちょっと柄の悪いお兄さんやなんかが、やや無理のある話を、知恵の輪を力任せにブチ外すような芸当で通してしまう。キャンディ…

そんな男が一人いるだけで女性はどれだけ楽になるだろう

入学式明けの代休の日、長男は単独で遥々東大阪の釣り堀に出かけた。 生来の狩猟家気質なので虫取りや釣りのことを考えると居ても立ってもいられなくなる。 彼にとっては狩りに出かけるようなものである。 中学入学のご祝儀か最高の釣果に興奮しすぎて腕時計…

ゾロメゾフスキー教授の箴言

上方温泉一休の湯でカラダを暖めてから二男の迎えに向かう。 クルマのHDDに昭和歌謡を百曲ほど備えたばかりだ。 二男を手始めに今夜から子らの耳に聴き馴染ませていくつもりである。 風呂上がり窓を開けクルマを走らせる。 日中は汗ばむ陽気でも夜風はほどよ…

素晴らしい入学式だった

吹奏楽部によるノリノリの演奏を合図に、新入生の入場が始まった。 満場注視のなか新中学1年生達は照れと晴れやかさとキリリとした気合が混ざったような表情で会場前段の座席へと進んでゆく。 一人残らず我が家に呼んでご飯でも振る舞ってあげたいような親…

ピッカピカの一年生

オーナーさんのご好意に甘え天橋立にあるアメニティ抜群の保養施設で数日過ごした。 岩盤浴から朝のスタートを切り屋内プールで泳ぎ一仕事終えて後、近隣のウォーキングコースを踏破する。 食事は食べログの情報を頼って地元の名店を訪れる。 夜は温泉三昧の…

出発前にちょいと備忘録

朝4時に出発。 家内に空き瓶のゴミ出しを頼まれるが、うちには春休み中の息子たちがいる。 何のために腕っ節の小せがれが二人もいるのさ。 従兄弟が泊まりにきていて、普段とは違う部屋に布団を敷いて狭いのに従兄弟挟んで横並びで寝る不細工な子熊君らの顔…

エイプリルフール【宴の後】

昨日、芦屋西宮に住む星のしるべ同級生を花見がてら家に招いた。 朝から晩まで男総出で食べ続けても食べ切れないほどのご馳走を家内が作り、彼らが持ち寄るシャンパンやワインが色を添えたいへんにぎやかで親密な宴となった。 男子は30年など軽く超えて交歓…