KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

昔はこんな親父がたくさんいたのかもしれない

フランスに降り立った時点で主人公ははねつけられた。 求めているフォワードは140kg級。 主人公はどうみても120kg。 買い手側からすれば誤った品が送られてきたようなものであり、主人公からすれば売り手側に騙され押し売りの品にされたようなものであった。…

風邪で伏せってただ書いただけの日記

夜半から喉が痛く咳は止まらずちょっと手を焼くくらいに苦しくて眠れず加えて頭も痛い。 とんだGW初日となった。 土曜に仕事が終わるので日曜の朝、閃いたところに行こうと家内に提案していたが、身体がこうだと閃く以前、遊びに行こうという気持ち自体が行…

『平野の町医者』第1巻

土曜日は平野区にある会社にて終日業務を行った。 界隈には製造業の事業所が立ち並び、いつ来ても活気に溢れているがこの日は静まり返っていた。 まるで元旦。 大型連休が始まったのだと肌で感じた。 業務のラスト、全従業員を前に話をしこれが本日のメイン…

結末はハッピーエンドの方がいい

目に浮かぶ。 自分が死んだとき、友人らがわたしのために線香を手向けてくれる。 死んでしまってはその香りを感じることなどできやしないが、いまありありとその匂いを思い浮かべることができる。 それで十分心が満ちる。 忙しいのにわざわざ足運んでもらっ…

異国のニュースで虚心に俯瞰

京都で業務を終え、おうすの里で梅干しを二種買い家へとまっすぐ向かう。 近鉄線からJR東西線に乗り換え、あとは着くのを待つばかり。 が、ふとスマホで調べると所要一時間以上。 そうと分かって気が遠くなった。 元気なら一時間など何でもない。 しかも座っ…

食べっぷりから読みっぷり

若き事業主7名とのミーティングを終え泉の広場を経由し、途中、給水所でドリンクをゲットするみたいに通りすがりの成城石井で赤ワインを買った。 夜9時過ぎの帰宅となったが家内はまだ作業中だった。 日中、食材の買い出しに出かけ、長男に送るための料理…

二人の自分が一人に戻る

この日も全力を出し切った。 クタクタではあるが草臥れ具合が心地いい。 帰途の電車に乗って出し抜けに思う。 自分が二人いたらどれだけ仕事が捗ることだろう。 その想像が楽しいイメージを数珠つなぎでもたらすので吊り革につかまりつつ空想に耽った。 漫然…

おれはおれという気概

路上を少し歩くだけで汗ばむ夏日。 こんな日は仕事後の風呂が格別となる。 最終地点は門真。 事務所に戻って残務をこなし、風呂屋に寄ってザンブと湯船に飛び込んだ。 熱い湯に疲労が燻され、湯気とともに雲散霧消し清々しい。 風呂をあがると家内からメッセ…

男手の役割を立派に果たした日曜日

前夜食べすぎたので朝食はとらず空腹のまま一時間ほど武庫川を走った。 曇天から快晴。 次第に天気が良くなって視界広々として良好。 気分まですっかり晴れ渡り、シャワーでたっぷり水を浴びて心気再生の喜びにひたった。 昼からは家の片付け。 音楽のボリュ…

土曜夜、スマホを通じ家族と過ごす

土曜日、業務完了が午後7時。 そこからジムに向かいマシンで走ってサウナで汗を流した。 夕飯は9時。 日曜を前に居酒屋は混み合っていた。 料理を一つ一つ待つ間、スマホを眺める。 二男からメッセージが届く。 定期代が要るという。 それに日曜の映画代と…

隠されたアウトサイダー願望

三人寄れば文殊の知恵というが、もしうちに三人目がいたらどうであっただろう。 金曜夜、ジムを終え風呂を済ませ、ひとり居酒屋でビールを飲みつつ想像を巡らせた。 上の二人は生真面目からはほど遠いが根は真面目。 だから無軌道になることはなく、この先よ…

まじか、ほんまか、ぶったまげー

何年も昔のことなのに、その母はママ友の言葉を忘れていなかった。 娘が通う学校のことをバカにされた。 娘がバカにされたのではない。 学校について軽口を言われただけのことである。 しかも、軽口を叩いたのはママ友本人ではない。 そのご主人が言った話を…

喜悦に惚ける猿同然

但馬屋と言ってもいろいろあって、梅田にある但馬屋イーマは別格であった。 肉屋で食べる肉はたいていうまい。 が、ここはずば抜けていた。 口の中でふんわりとろけ、そこから全身へと幸福感が広がっていき、二口目以降もその幸は薄れることなく膨らむばかり…

各地にて好作用を受けた良き一日

メトロ谷町線平野駅3番出口をあがってすぐ左、角に黄色い建物が見える。 建物自体は街並みに溶け込む一軒家である。 が、色が色なので天気が晴れであれ曇りであれ、ひときわ目立つ。 地域に根ざし地域の方のための医療を行う。 それが金城院長の理念である…

女房と中華を食べていると店にユーミンが現れた

家内がびっくりしたような顔をした。 無理もない。 店に入ってきたのがユーミンなら誰だって驚く。 場所は西天満のエスサワダ。 時刻は午後6時50分。 この夜は家内が店を予約した。 当初家内は北新地の善道に行くつもりだったようだが、思いついてすぐ席…

空欄であればいないも同然

大阪が活動の中心であるから星光受かったよといった話をたまに耳にする。 たいていは仕事を通じての知人の子の話。 どちらかと言えば疎遠な関係であるから近況を継続的に聞くことはない。 それでも母校の後輩であることに違いはないので忘れることもない。 …

頑張った後の方が美味しく楽しい

朝、家内は二男の朝食と弁当の支度をし、わたしはケルヒャーを使って玄関先を洗い流した。 8時過ぎに家を出てJR芦屋駅を降り、まだ咲き残る桜を芦屋川の両岸に見ながら歩きロックガーデン入口に着いたのが9時5分。 春快晴の陽気に誘われてか方々から人が…

子に食べさせることが幸せ

夜10時、塾を終えて息子が帰宅した。 実力テストの数学が抜群の出来であったと満足そうに語りながら夜食として用意されたポークチャップと特製おにぎり、そして買い置きしてあった豚まんを頬張る。 数学の方ではなく、美味しそうに食べる息子の様子に家内は…

撤去などまだ当分先の話

木曜夕刻、7人の若い事業主に囲まれた。 話に熱が入り想定していた1時間ではとても足りず、決めるべき事項の目鼻は整ったにも関わらずエンドレスなミーティングとなる雲行きとなった。 家内との待ち合わせ時間が迫る。 状況判断に迷う。 途中、彼らのうち…

国内の旅は全部行き先が東京

出先にて業務を終えビルを出ると雨は上がっていた。 ビル入口の傘立てにビニール傘を進呈し荷を減らす。 が、疲労あってこの日の曇天みたいに身体が重く、家に帰るのが億劫に感じられた。 こういうときは一息入れるに限る。 事務所前の居酒屋に入って軽く喉…

母は母でありすべては母があってこそ

ジムを終え風呂もあがっての電車での帰途、ランダムに流す音楽が映画「ロシア・ハウス」のテーマ曲Katyaになった。 みそぎを終えた後同様、心身内部の不浄がミニマムの状態であったからいつにも増して音が深く深く沁み入った。 車内の誰かと目が合うが、こち…

いつもありがとう

仕事の余熱で頭が火照ったまま走ること1時間。 頭を使うと太ももが凝って張るので、ほぐすためには走るのが格好。 一汗かいて入る風呂はことのほか心地よく、湯上がりに冬の余韻が微かに残る夜風に吹かれてさらに心地よく、珍しく通りにお酒の自動販売機が…

一生こんな感じでハードにハッスル

日曜日、充実の業務を終えて帰宅。 前菜はホワイトアスパラ。 その皿の真上にプルンと弾力ある温泉卵が投下されて、一方、キンキンに冷えたグラスに注がれるビールも美味しくて仕方がない。 続いてサワラの塩焼きが眼前に置かれ香ばしく、メインは生ハムとチ…

世のため人のためという利他の思い

70期の入学式が行われたこの6日、先生らを交えた懇親会が催される予定があって参加を検討していたが、優先すべき用ができ出席かなわなかった。 といっても、午後の時間を金城院長、夜は狭間研至氏と過ごしていたのだから結局どのみち大阪星光つながりのなか…

金曜夜、息子が帰ってきた

夕食のあと、家内の耳つぼマッサを受ける。 この日の昼、長男の中高時代のママ友と住吉のレイユームンで食事してきたといった話を聞きつつ、頭から首そして肩とアロマでほぐしてもらい、耳つぼを押してもらう。 すぐに身体がポカポカになって、頭頂部に巣食…

いまでは笑い飛ばせる思い出話

ヨガを終えた家内と待ち合わせし夕刻、立花の正宗屋に向かった。 大衆酒場であるが料理は絶品。 家内もそれを知っているので場末感たっぷりの店であっても抵抗がない。 キリンの瓶ビールと刺し身の盛り合わせと串カツの盛り合わせ、そして正宗屋では必須、お…

スターの陰におかんあり

終始喧々諤々、濃いと言うには濃厚に過ぎるミーティングを終え事務所に戻るが思った以上に疲労があったので早々切り上げ帰宅した。 食卓に腰掛けビールを飲みつつ夕飯を待つ。 ああ疲れた。 そんな一言くらいは漏らすことあっても、家で仕事の中身について話…

チャンスだ振り抜けかっとばせ

日常に復帰するも、この日常が平板であった試しはなく随所に出現する急斜面と落とし穴と障害物に翻弄されつつ夕刻まで持ちこたえ、ようやく業務終了にて一時休戦。 何時集合かと問う家内のメールに6時ジャストと返信し、一緒に食事を終えて帰宅したのが午後…

4人で行って3人で帰る

朝、ジムで走っていると二男がやってきて隣のマシンで走り始めた。 速さが全く異なる。 たいていの場合、隣のピッチにつられてしまうが、こう速くてはとても無理。 彼が小4のときに走力で追い越され、以来、引き離され続けているだけなのだと身をもって知ら…

静かに過ぎた日曜日

日曜日朝7時。 ホテルのジムは無人。 ひとり走る。 7時半。 ガラス張りの壁の向こうで手を振ってこちらに近づいてくる人物があった。 家内だった。 これから吉祥寺までヨガのレッスンを2本受けに行くという。 走りながら受け答えし昼に待ち合わせする約束…