KORANIKATARU

子らに語る時々日記

怒ることなど何もない

怒ったら怖い。 息子たちはそう思っているようだが、これまで一度もわたしは彼らに対し怒ったことがない。 小さい頃はやんちゃで、中学高校でも素行が模範的という訳ではなかった。 だから、学校の先生には何度か強く叱られていたようである。 が、わたしか…

「ここまでするのか」の一語に尽きる

同じ一日を過ごし、その充実度は家内の方が格段に上だと感じる。 朝、わたしは事務所へ向かい、家内はヨガのレッスンに向かった。 昼、わたしは外出し、家内は自宅へと戻った。 天王寺で用事を終えその足でわたしは自宅で作業するため帰宅した。 そのとき家…

無為の付け入る隙はない

毎日楽しそうに料理をこしらえ、土曜日に息子たちに向け食料を送った。 ずいぶん多くの品目を詰め込んだからそれで十分なはずであったが、家内の辞書に百点満点という言葉はない。 このところ大阪は寒く、東京はもっと寒い。 だから辛味のある食料を加えるべ…

わたしにとって、と考えるだけでは足りない

霜が降り寒さ極まる武庫川にてランニングを終え、家内と共に梅田へと買い物に出た。 昼を終え、家内はヨガへと向かいわたしはジムへと向かった。 月末にかけて忙しく、わたしはジムを疎かにし家内はヨガを何度か休んだ。 だからこの土日はわたしはジム、家内…

流れに乗るのと単に流されるのとでは大違い

雪が降り始めた。 電車だとまた何か不都合が生じるかもしれない。 だから朝、家内と一緒にクルマで事務所に向かった。 雪が舞うなかスムーズに走り、神戸線と大阪港線が合流する地点の渋滞を横目に阿波座で降りた。 事務所前で家内が降りてわたしが運転を代…

この結論は疑いようがない

夢をみた。 場所は高田馬場で、わたしは大幅に遅刻し慌てて大学に向かう途中だった。 が、時すでに遅し。 試験を終えて帰途につく友人らと幾人も出くわして、わたしは青ざめた。 目が覚めて、ほっとした。 わたしは53歳でもはや試験などに用はなく、とうの昔…

心得るべき鉄則は実にシンプル

JRが動いていなかったので、自転車で西宮北口まで向かい、そこから阪急電車を使った。 行き先は豊中で、駅から客先まで15分ほど歩かねばならなかった。 業務を終え、帰りは事業主がクルマで駅まで送ってくれた。 最敬礼でクルマを見送り、ちょうど昼時だった…

さっさと家に帰るのが正解

迎えに行こうか。 クルマで帰途に就く家内からメッセージが届いた。 時刻は午後4時。 業務続行中でいつ終わるか見通しがつかなかった。 だから「先に帰って」と返信した。 午後5時半過ぎに業務が完了した。 出先の事業所から伊丹駅まで20分ほどだったから…

帰宅後もずっと感動の余韻が引き続いた

駄目でもともと。 そんな思いで夕刻の5時、筋トレの合間に家内が電話を掛けた。 呼び出し音が数回鳴って、ダメ元のはずが、なんと電話が通じた。 おめでとうございます。 相手はそう言った。 晴れて鮨 三心の予約が取れたのだった。 店は事務所の間近にあっ…

いくら時間があっても足りない

家をきれいにしよう。 起きるなり家内がそう言った。 陽射しが柔らかく、冬の冷気が心地いい晴天の日曜。 格好の掃除日和と言えた。 手分けして作業にかかり、最後は玄関で合流しアプローチまわりにケルヒャーを噴射した。 水滴が光を受けて美しく、家はすみ…

近場で過ごした中身濃厚な土曜日

日曜日は息子たちのために料理を作る。 だから買い出しのため元町に行く。 家内はそう言った。 空晴れ渡る神戸の街を家内がハイペースで闊歩する。 わたしはランニングを終えたばかりだったから足が張り、ついていくのが精一杯だった。 山からも海からも冷た…

寒さなどどこ吹く風

睦月も下旬に入って煩忙度が増してきた。 金曜日、総出で仕事に掛かり、だから家内も加勢した。 和菓子や柿の葉寿司など、携えた差し入れも気が利いていた。 十年に一度という最強の寒波が列島へと迫っている。 夜になって冷え込むが、わいわい皆で業務をこ…

いつだって二人のことが目に浮かぶ

神戸からの帰途、電車が新在家を通り過ぎた。 近くにある六甲灘温泉のことがふと頭をよぎった。 二男の行きつけの風呂屋である。 彼はよほど気に入っていたのだろう。 始発で行くこともあったし、部活帰りに友だちと連れ立つこともあった。 電車に揺られつつ…

同い年でもこうまで違う

五十を過ぎて、差が歴然となる。 そう感じる。 若い頃は多少差を感じても、まだどんぐりの背比べの範疇に留まる。 だから実感が伴わない。 しかし、みるみるうちに差が開き、気づけばもはや別世界の住人というくらいに乖離する。 同じ時間を生きてこうも違う…

これがここ最近の標準形

空は晴れ渡り、樹木が風にそよいで陽光を跳ね返し、地上は清涼な空気に満ちていた。 そんな朝の9時、家内の運転するクルマで家を出発した。 一緒に職場に向かう。 近所の人にはそう見えるだろう。 が、家内はヨガでわたしは事務所。 行き先は別々だった。 …

自分が負った傷さえ珠玉

仕事をしていると、いいこともあれば悪いこともある。 いいことがあればもちろん僥倖。 しかし、深刻な事態に陥るのでない限り、悪いこともいずれはいいことの範疇に収まっていく。 つまり、よい結果へと結びつくスパンが異なるだけで、ほとんどすべてがいず…

それがあるからまた訪れる

朝起きて、特に用事は何もない。 だからわたしはまっすぐフィットネスに向かった。 家内は開店と同時に百貨店を回るというので別行動となった。 18階のプールの窓は大きく広く、全方位から光が差し込み水面を照らしていた。 そこで泳ぐと自分までキラキラす…

ぶらり名古屋を訪れた

名古屋駅前からタクシーに乗った。 「うな富士本店まで」と告げると、運転手の中嶋さんは言った。 いまさっきのお客さんも同じ行き先でした。 名古屋界隈のうなぎの名店などについて中嶋さんからいろいろ教わり、うな辰がナンバーワンだと分かったがかなり遠…

宗右衛門町で夫婦二人の新年会

雨の降る道頓堀を歩き、宗右衛門町で家内と合流した。 美容院帰りで家内はばっちり決まっていた。 先日訪れた博多同様、なんばにも韓国人観光客が大勢詰めかけ、かつての活気が徐々に戻っていると思えた。 座敷に座ってまずはビールで乾杯した。 凝った料理…

遠く過ぎ去った極限体験

朝、台所で用事しながらAppleTVの「スヌーピー」を家内が流す。 これがこのところのお決まりで、定番のキャラクターたちがリビングの空気を和ませて久しい。 のんびりと支度して、わたしは仕事に出かけ、家内は用事を続行するかヨガに出かけるか街に繰り出す…

息子と電話でクルマ談義

息子と電話で話していて、クルマの話になった。 ポルシェでも買おうかな。 息子がそう言った。 冗談とは分かりつつ、わたしは鼻であしらった。 就職したての若造に一体なんの意味があるというのだ。 不相応に背伸びして、それが様になることは滅多にない。 …

昔の家には炬燵があった

明け方、うすらぼんやり眠って、舞台は昔の家あたり。 見知った通りを歩いてまもなく家というところ。 明かりが灯っていたからわたしは急ぎ足になった。 木製の引き戸を開けると案の定、そこにいたのはおかんと祖母で、二人仲良く談笑していた。 ああ懐かし…

テレビは見ないが何にでも例外がある

大河ドラマに関心を持つなど珍しい。 見逃した分まで含め「鎌倉殿の13人」をまとめて見たいと家内が言ったから、NHKオンデマンドに加入した。 iPadを携え移動先で見て、車内で見て、キッチンで見て、どこでも視聴でき、そのうち家内の口調が北条政子めいてき…

ちょっと顔を見せたといった程度の短い帰郷

朝の9時、二男が家に帰ってきた。 高円寺を朝5時に出てきたという。 この日、大阪星光66期の成人式が行われる。 ヒルトン大阪にて午後4時からの予定であるが前もって昼から友だちたちと集まり飲むことになっていた。 で、息子が現れ家内の出力はマックス…

3連休初日は仕事に充てた

3連休だったはずだがその初日に急な仕事が入った。 どのみち他には、走りたい、泳ぎたいという欲求しかなく、そんなものはいつでもできる。 一昔前なら3連休となれば3日とも仕事に捧げるのが普通だった。 初日で済むだけ恵まれた話と言えた。 土曜の事務…

終わった後に目を向ければ仕事も楽しい

週末の金曜、仕事で京都へ赴いて昼から業務に掛かって夕刻には片付いた。 引き上げるときの感じがやはりいい。 出先へ向かう際に生じていた緊張感は消え失せて、充実感と解放感が胸の内で同居しじゃれ合ってとても気分がいい。 さて、何をして帰ろうか。 ま…

年末年始は遠くへと過ぎ去った

三ヶ日が終わった。 続く1月4日はその余韻が濃く残り、どのみち仕事にならぬから事務所は休み。 ただ5日にはしょっぱい仕事が徐々に押し寄せる。 正月休みから日常へと移り変わる汽水域とでも言えるだろう。 まず4日。 休みであるが休み気分を振り切るよ…

一瞬そこには埋めようのない空白が残った

気づけば朝の7時だった。 普段は夜中に目が覚めて、短い睡眠を幾度か重ね朝5時になって寝床を出る。 ぶっ通しでぐっすり眠るなど久しくないことだった。 家族三人で1階のレストランに降り、窓際の席にて日の出を眺めながら朝食をとった。 ビュッフェだか…

これぞ正月休みと感じた瞬間

正月休みをどこで過ごすか。 その決定までには紆余曲折があった。 早い時期からホテルを押さえにかかったが、目ぼしいところはすでに予約でいっぱいでキャンセル待ちを余儀なくされた。 有馬、淡路、伊勢志摩など温泉の定番宿に複数の申し込みを入れ連絡を待…

2023年元旦の記録

朝7時過ぎ、息子が家に帰ってきた。 眠そうな顔をしている。 友だち宅で年越しの時間を過ごし、大ハッスルしたに違いなかった。 そのまま息子をクルマに乗せて、実家に寄って父をピックアップした。 元旦の朝、まず向かったのは母の眠る霊園だった。 晴天に…