KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

塾もいいけれど、広く深く遍在しているだろう長所のことも語ろう

金曜の夜、ついウトウトしハッと気付くと長男を迎えに行かねばならない時間になっている。 仕事漬けで間髪の猶予もない状態が続いている。 ぐっすり眠る時間もない。 さしもの私も少し疲れている。 今の仕事は天職でありやり甲斐と充実感に満ちてはいるもの…

土佐堀通りで見たレクサスのレディ

生温いような朝方の空気が寒冷前線の通過で一気に吹き上げられ、どしゃ降りの雨の中冷え込みの度が増して行く。 シャツ一枚では何とも心もとない。 本当なら今日は終日事務所にこもって仕事するはずだった。 顧客先にあった百均の朱肉で捺印した書類が全てNG…

完走まであと少し

中学入試まで残り3カ月となった。 いよいよ終盤、最後の追い込みに入り各家庭では手に汗握る気の張った毎日となっていることだろう。 塾では夜11時迄の夜の特訓が開かれ、最難関だと12時過ぎることもあるという。 暖衣飽食極まるぬくぬくの世にあって、頼も…

みんなを間違いに導く恐るべき空洞思考

怖い話と言えば舞台は学校と相場は決まっている。 我らの共通体験として背筋凍る話が尽きない。 過日、知人に聞いたある小学校での話である。 同級生に「ダンプ」と呼ばれ始めた女子児童がいた。 ある日、その呼称に傷ついたのか彼女が学校を休んだ。 ちょう…

言葉に重みがあることを知る

QBハウスをたまに利用する。 丸坊主となって以来、髪形は0.5mm 、0.8mm寒ければ1mm の三通りしかない。 どこで刈ろうが仕上がりに大差ない。 顔剃りや頭皮マッサージ目当てに腕のいい理髪店を訪れることもあるけれど、普段は通りかかったQBハウスで十分…

絶対に目を背けてはならない先の先のこと

野田駅周辺の繁華街が新市街だとすると、野田城跡石碑を起点に広がる下町地帯は旧市街と言えるかもしれない。 野田城は、織田軍勢が毛利水軍と一戦交える際の拠点であったと言われるが、歴史から完全に忘れ去られた存在であり、石碑の辺りにあったのであろう…

あれは人生最大のピンチだったかもしれない

我が家のボスは私を痩せさせまいとしているのだろうか。 昼に揚げたての豚カツだけでなく夢屋の新作パンであるオリーブアンチョビまで差し入れに持ってきてくれた。 おいしいパン屋は数あれど、夢屋といえば阪神間の強豪にさえ全くひけをとらない大阪市は西…

本当に気の毒で可哀想な奴なんだ

空調をオフにして窓を開ける。それで十分気持ちよく過ごせる穏やかな季節となった。10月に入って思った以上に忙しくなり、いつの間にか既に10日だが、今日はアポが突如キャンセルとなって、時間を持て余してしまった。人間、突然ヒマになるとろくなことを考…

仕事の根が自分に合っているかどうかが問題だ

しがない最底辺の自営業者なので土日もなければ祝日もなく毎日働く。 強制されているわけではなくこれが自分のリズムなので苦痛はない。 しかし、長い学校生活等で根付いた休日気分というものは何年経っても抜けることなく心中深くに残存している。 だから世…

おれらはちゃんとしとこう

強きを助け弱きを挫く、まだまだ男らしさの途上にある長男であるが、下らない悪戯癖がいまだ抜けないので呆れられることも少なくなく、何かトラブルがあると彼に原因があるとみて間違いないのだが、見え透いた小ウソを除き、全く話が違うじゃないかというウ…

フリーズする前にスリープした方がいい

2009年8月揚子江。 フェリーから一人の男が身を投げた。 男は客室から耳を押さえ叫び声上げ走り出てきた。 ケガでもしたのかと周囲が助けに向かおうとしたとき、後から奥さんが追いかけてくる。 衆目集める中、一切ためらうことなく男にかぶりつき怒濤の勢い…

黄金に縁取られるホットヨガの熱き思い出

季節の変わり目、服のチョイスを誤ると寒さに震えることになる。 昨晩、事務所からの帰途、Tシャツで自宅に向かった。 外に出た瞬間冷やりとしたけれど、なるようになるさとそのまま歩き始めてしまった。 秋の夜風はあなどれない。 腕は一面、粒立つ鳥肌に覆…

私自身が「縁なき衆生は度し難し」となった苦い回想

定番にもいろいろあるが、焼肉食べるなら大阪市内の大城園、ふぐならあじ平、寿司は明石の大和がいい。 子がごく小さい頃はよく明石へ通った。 大阪市内の雑居地域と異なり、明石にはお城跡に立地するどでかい県立公園がある。 公園の池でスワンボートを家族…

父子三代、本読み人の交流

外回りを終え、夕刻まずはひとっ風呂。 スチームに入り沈思に耽る。 10月からさらに忙しくなる。 お酒飲まない分、夜に時間がたっぷりできた。 その時間を仕事に充てよう、などとつらつら考える。 湯船では、背中一面描かれた夜叉の紋紋背負う親分の肩を、体…