KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

子らに語る大事な話2

5 アクタを出てジュリエッタに向かう。 鷲尾先生と待ち合わせしている。 金曜日で混雑が予想されるので、家内チームが先発隊となって席を確保しているはずだ。 土曜に仕事があっても不思議なもので金曜夜は心ほぐれる。 美味しい料理を分けあい、私だけかな…

子らに語る大事な話1

1 阪急電車で西宮北口へ向かう。 前に座る男性が発進と同時に分厚い本を開く。 ちょっとした空き時間に何をするか、あるいは何に没入するか、そこに人物の一端が現れる。 ジロジロ周囲に視線を彷徨わせる者、眠りこける者、ピコピコとゲームに励む者、ただ…

天雲凛で聞いた名言

昨夜天雲凛を男三人で訪れた。大将の言葉が印象に残った。理屈対感情で男女の喧嘩は始まるが昂じるといつの間にか女性が理屈を弄し男性が感情を暴発させるという展開になる。その臨界点を見極めることができるかどうかがDV予防の鍵となる。どの道水と油混ざ…

二男と珈琲飲んだ朝

1 明石での用事を終え、西宮へ向かう。 わしお耳鼻咽喉科に到着したのは夕刻。 待合にはマスクしたちびっ子が目立つ。 おじさん、おばさんもマスクしている。 花粉症のピークにはまだ早い。 風邪が流行っているようだ。 我が家不死身の面々に接していると風…

いつだって犯人は意外な人物なのである。

1 明け方、家内をリムジンバス乗り場まで送る。 当分これで我が家は男子水入らず、政権空白の晴天の数日を迎えることになる。 お祭り気分となるのは何故だろう。 今日、関西は中学入試解禁日であった。 昨年の今頃は長男が受験の当事者であった。 本当にそ…

遠い昔のことを想起する効用2

4 競技会に向け練習が山場を迎えているのであろう、スポーツの森のプールは混み混みであった。 当初私が占拠していたはずの端っこの初級コースのレーンに、本気のガタイのスイマーが二人入ってくる。 まるで亀と河童、彼我の速度に開きがありすぎてこのレー…

千の命が通り過ぎた

昨夜線路沿いを歩いていると神戸線の電車、ざっと千の命の集まりが一筋通り過ぎていった。 この一場面だけで世には無数の時間が混在していると直感できる。 まれに交差ししかし大半は無関係のまま別の流れを別様に進んでいく。 誰かと出合うというのは、点で…

遠い昔のことを想起する効用1

1 泳いだ翌日は体調がすこぶるいい。 運動が身体の乗り心地を快適なものにする。 仕事して家族や仲間と飯が食えいい映画と本があればそれで十分満たされる、そのようないたって倹しい人生必須項目に「運動」も付け加えることにしよう。 必須項目の品揃えは…

劣悪を直視する

1 マイケル・ナイマンを流しつつ軽めにこなした仕事の仕上げに入る。 今日も阪神甲子園駅を降りれば家内がクルマ横付けで私を待つ。 このお迎えをプールへの連行と私は捉えていたが、善意で解釈すれば、優しい「彼氏」がわざわざ迎えに来てくれるようなもの…

私達は誰とどのように過ごせばいいのだろう2

6 ミヒャエル・ハネケの「コード・アンノウン」は、聞こえない声、をモチーフにした映画である。 私達のコミュニケーションは一見成立しているようであっても、しかし、実は相手の声などこれっぽっちも聞こえていない。 コミュニケーションの不可能性を私達…

私達は誰とどのように過ごせばいいのだろう1

1 事務所に到着するとちょうど西宮神社の福男選びの中継が始まる時間であった。 夜も明けない朝っぱら、しかも極寒のなか、白い息もうもうと吹き上げながら我も我もと群衆が大挙し神社の境内を駆け抜ける。 この平和な光景は、私のなかで日本三大風物詩の一…

性格のひどいおばちゃん

自身への手厚いケアが当然のご時世、実年齢より遥か若く映る方ばかりであるのでそのおばさんKが私と同じ昭和44年生だと知ったときは打ちひしがれた。日々の手入れなく野晒し放置すればここまで劣化するのか。等分流れた時間の分厚さは並大抵ではなく一時代…

寿司屋でみた付き合い始めの不倫カップル

昼食に事務所に寄った長男と寿司を食べるが長男はいくら食べても満腹とならない。 カウンターの横には不倫カップルが座り、場末感たっぷりのホステス風の女性が不幸な男性遍歴とそうであっても経済的自立を果たしてきたことをイミテーション丸出しの東京弁の…

「運動靴と赤い金魚」で思い出すモノの大切さ

1 JR大和路線は当時単線だった。 小学生だった父は祖母とともに王寺駅で汽車を降り、夜も遅い時間帯、池部界隈の農家を訪ね歩き食料を調達した。 存命中の祖母に何度も聞かされたが、父は小学生ながら文句ひとつ漏らさず付き添い役を完璧に果たし祖母を支え…

毒まみれの虚構がもたらす恐怖を味わう

1 正月三ヶ日の最終日、いつもどおり始発で事務所に向かう。 今日は金曜日であると自らに言い聞かせ徐々に正気を呼び戻す。 飲めや歌えのお屠蘇気分は何かの間違い。 早起きして仕事に向かう、これこそが私自身が戻っていくノーマルな状態なのである。 将来…

四天王寺とあべのハルカスのコラボレーション

四天王寺の境内。あべのハルカスが神をも見下ろし聳え立つ。中世の教会さながら世界のすべてを司るかのような威容である。

2014年元旦の備忘録

最高気温が12℃と例年にない暖かさの元旦であった。 目覚めとともに家内伴い、地元の熊野神社にお参りに出かけた。 本殿で手を合わせ、記帳し、脇に設えられた算学神社でも手を合わせる。 関孝和の師、毛利勘兵衛が祀られている。 ご利益は絶大でありここで手…