KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

子育てと自分育て

明け方起きるが、始発までたっぷり時間がある。 事務所へ向かう支度をしながら、家内が撮影した音楽会のビデオを無音で流す。 みなが寝静まる深夜である。 画面中央に長男がアップで写り、上下左右に正六角形なぞるように同級生の顔が並ぶ。 口を小さくぱく…

横顔にふれる貴重な時間

金曜の夜、北巽の駅に着くと後ろからカネちゃんに声をかけられた。 同じ電車に乗っていたようだ。 あじ平へ一緒に向かう。 予約は19:00。 地上に上がると交差点の四つ角全てが等量に明るく方向感覚を失う。 カネちゃんの誘導に従う。 風が冷たい。 てっちり…

袋だたきに遭う哀れな害獣

夜半、ショートメールの着信音が鳴る。 家内がテレビから視線を外しこちらをみる。 胸ポケットから携帯を取り出し、家内に見せる。 コピー屋さんからの連絡である。 新しいコピー機の設置についての連絡に過ぎない。 なにも怪しいことなどない。 模範的とも…

雷鳴も遠のく幸福なお風呂

みぞれ混じりの雨が突如降り出し視界塞ぐようにクルマのフロントガラスに水滴が幾筋も走る。 空が瞬き雷鳴がとどろく。 ハンドル握る手が思わず縮こまる。 アメリカ村から四ツ橋筋を北上し本町通りに向かう。 ついさっきまでの話が映像となって頭に浮かぶ。 …

現代文の力を底上げする本を読んだ

事務所に戻るとドアノブに弁当バッグが引っ掛けてある。 誰の仕業か明らかだ。 ちょうど昼ご飯を食べ損ねていた。 有難い。腹ごしらえし、夕刻以降の仕事に備えるとしよう。 昨晩のスープと炊き込みご飯も絶品だった。 今日の弁当については、ほうれん草が余…

勘違いせぬようたまには人の暗部直視する映画も観ておこう

息も白む明け方、書類を入れるトートバッグを探す。 クローゼットの奥にしまい込んだバッグを引っ張り出す。 長男がタイガース応援セットを入れていたバッグだ。 この2年ほど長男は応援に出かけていないので、文字通りお蔵入りとなっていた。 中を開けると…

国道二号線を歩いて帰る

日没後、冷え冷え寂々の夜、国道二号線を辿って帰途を急ぐ。 徒歩だと見える景色が一変する。 始点となる野田阪神交差点に一束の花が供えられている。 クルマなら一足飛びで見逃すだけである。 今か昔か誰かがそこで不幸に見舞われたのであろう。 西へ向う。…

そろそろインフルエンザ予防接種の季節である

我孫子へ行く道すがら、阿倍野の田中内科クリニックに立ち寄る。 毎月の血液検査に併せ、例の如くスタミナ補強として特製ニンニクエキスの注入を受ける。 それらに加え、そろそろ冷え込みも本格化する季節、田中院長の勧めもあって、インフルエンザの予防接…

塾もいろいろ

明日の月曜日に我孫子で酒席がある。 以前から「先生、一度お付き合い下さい」と誘って頂いており、今回仕事の打ち合わせもあった上に「折角なので、夕方にお越し下さい、いいお店ご案内しますので」と言われ、「必ず電車でお越し下さいね」と釘を刺され、そ…

そこら中に横たわる不気味の谷

文化の日、久々家族揃って外食にでも行きたかったが、翌日も長男が朝から晩まで塾であり、精神的なエネルギーのロスがないよう、やはりしばらくは静かに過ごそうと家で食べることとなった。 それで事務所の帰り、名店川繁でうなぎを一尾土産に買って帰る。 …