2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧
朝、大音量で目が覚めた。 流れる音楽はバックストリート・ボーイズ。 コンサートのチケットが先日届いて、だから家内がノリノリ。 小さく踊りつつ食事の支度をしている。 週の出だしの月曜日。 女房が元気で快活だと家中がパッと明るく照らされ美味しいもの…
わたしはジムを終え、家内はヨガを終え帰宅した。 家内がハイボールを二人分作り、京都で買ってきた豆腐や芋かりんとうなど簡単なつまみを用意した。 まもなくラグビーワールドカップ、日本対アイルランド戦がはじまる。 勝てる訳がない。 わたしも家内もそ…
京都を後にし、大和西大寺で乗り換えた。 週末金曜の夕刻。 まもなく日が暮れる。 気づけばわたしは鶴橋駅で降りていた。 JRに乗り換え天王寺に向かった。 頭には阿倍野正宗屋。 家内にメールする。 一週間を静かに振り返りたいので正宗屋に行く、夕飯はいら…
今夜はタコ焼き。 家内からそうメールが入った。 先日のお好み焼きに続き二男のリクエストがあって、ナニワB級グルメの真打ちが登場することになったのだった。 帰宅するとラグビー中継を横目に家内がキッチンでタコ焼き器と対峙していた。 対戦カードはイン…
朝から二男は牛しゃぶを食べている。 その前に座り、わたしは新聞を読む。 二男が言う。 部活の高2メンバーで新しくラインのグループを作った。 カラダを大きくするためたくさん食べないといけない。 その意識化のため、何を食べたかラインで報告し合うこと…
朝から息子は肉を平らげ、わたしの前にはサラダとスムージーが置かれた。 バナナ、豆乳、プログリーンで構成されるスムージーに今回から新しい仲間として金沢の麦飴が加わった。 これでお腹の持ちが格段に良くなる、と家内は言った。 流す音楽はアラジンのサ…
秋分の日は家内とぶらり出かける予定だったので、若い連中に留守を任せて家を出た。 わたしが33期で彼らは66期。 来客8名全員が後輩にあたった。 かわいい後輩に美味しいものを食べてもらいたい。 わたしの頭には西宮北口の名店「たけふく」が浮かんでいた…
朝のうちにジムを終え、家内を助手席に乗せクルマを走らせた。 向かうは天王寺高校。 略して天高。 大阪屈指の名門校である。 わたしは下町生まれの下町育ち。 斜め向かいに住む兄貴分が天高に通っていたので憧れた。 その兄貴分、阪大に行って弁護士になっ…
土曜明け方、急に秋めいて肌寒く、いつもは開け放つ窓をピシャリと閉めた。 朝食をとる二男に紙面を一枚取り出し手渡す。 この日の朝日新聞に歴史学者ハラリ氏のインタビュー記事が掲載されていた。 AIが支配する世界ではアルゴリズムの精緻さが政治的・経済…
朝練にしては出発が早すぎる。 そう思っていた。 息子によれば、学校に一番乗りし誰もいないグラウンドで練習しているのだという。 なるほど。 空気は凛と冷え、あたりを静寂が包む。 薄明のグラウンドをひとり疾駆する二男の姿を思い浮かべてみる。 自ずと…
幸せであることは、その渦中にあってはさほど楽しいようなものではない。 往来で思わずスキップしてみたり、嬉しくたまらず寝床で足をばたつかせたり、つり革につかまってつい笑みがこぼれてしまう、といったような歓喜や興奮とは時系列を別にする。 派手な…
東大や京大を受験するには英検準2級以上の資格が必要になる。 現在の高2生からそうなる。 準2級と言えば、中学受験を終え英語を学び始め約1年。 中1の終わりか中2のはじめにはたいていの生徒がパスできるレベルであるから、ずいぶんと緩い要件である。…
電話が鳴ったがあいにく電車内。 駅を降りて折り返し、仕事の話をしつつ家へと向かう。 話が込み入ってきたので途中、スーパーの前で立ち止まり電話に集中した。 と、誰かがわたしを下方から覗き込んできた。 オレンジのカットソーも色鮮やかに小奇麗な女性…
1 照りつける日差しの強さは真夏と同じ。 しかし太陽が雲間に隠れた途端に暑さ和らぎ、その寒暖差が風を誘って砂塵が舞う。 場所は天王寺伶人町。 手にするスティックが刀に見えて、映画『用心棒』の決闘シーンを彷彿とさせる。 秋の府大会。 初戦は対夕陽…
昼に二男が実家を訪れた。 わたしは夕方に寄る予定であったがその旨を二男が父に話したようだった。 それで父から電話が来た。 敬老の日のお祝いで町内会から父と母それぞれに千円ずつ支給があった。 そのお金で夕飯を用意するから何も買ってこないように。 …
パソコンに外付けしているHDDには大量の写真が保存されている。 年代ごと地層のように堆積するそれら写真群のなかへときおり分け入っていく。 そのたび返す返す思う。 昔々、子らは小さくしかし一貫して逞しく、やんちゃで笑顔が絶えなかった。 いまは大きく…
わたしはジムを終え、家内はヨガを終え、土曜夕刻、天満の商店街で合流した。 蕎麦でも食べようと店を探すが午後5時に営業している適当な店はなく、家内が前から気になっていたという「天ぷらとワイン大塩」という店を予約し訪れた。 人気店であるようで若…
業務を終えて夕刻。 秋の香を含んだ風が優しくそよいで心身が芯からほぐれる。 風に吹かれるだけで幸福なのだから、こんなときはバスに揺られている場合ではない。 歩くに限る。 わたしはバス停を素通りし、北に向いて甲子園筋をぶらり歩いた。 もちろん家内…
電車を降りたとき、家内から連絡が入った。 いま駅前のスーパーで買物しているという。 改札を抜け、わたしは真っ直ぐスーパーに向かった。 ちょうど夕飯の時刻。 スーパーは混み合っていた。 上品で可愛らしい雰囲気の女性が視界を横切り、目を引いた。 襟…
朝食は小鉢に入ったチャシュー炒飯。 ニンニクの風味が効いて実においしい。 昨晩は、なすと鶏肉の煮物、揚げ出し豆腐、山盛りサラダ、焼肉少々というメニューであったので引き続きヘルシーな食生活が続いている。 会食の機会を除いては外食せず家内が作った…
友人と母校を訪れたはいいが芸術鑑賞会の日と重なり高校の先生はほとんどが留守だった。 かつての副担任を見かけたので挨拶したところ、クラスの皆に紹介してくれたという。 東大の誰それですという友人の自己紹介の後、慶應の誰それですと長男は話し、強み…
午前零時十分。 玄関の扉が開いた。 たまたま玄関付近にいた家内が驚いたような声をあげた。 この夜、長男は西大和の友人らと難波で集まり焼肉を食べた。 盛り上がって長引き帰宅は午前様となった。 そして、集まった友人のうちの二人が我が家にやってきたの…
日曜の朝5時。 二男が起き出しスケボーを抱え武庫川へと駆け出して行った。 テイラー・スウィフトの弾む歌声を耳に薄明の河川敷を疾走する二男の姿が浮かんで、わたしの寝床にも一陣の涼風が駆け抜けた。 ほどなくして今度は長男が武庫川に向かった。 ラン…
土曜日朝9時半。 パソコン2台を前に計4つのサイトを開いた。 関東大学ラグビー対抗戦、早稲田対慶應のチケット販売は10時からだった。 一般席なら余裕で買える。 事前情報ではそう聞いていたが狙うはVIP席。 南の窓から燦々と日の光が差し、外の気温がぐ…
今回も33期岡本くんに声をかけてもらった。 わたしにとっては1年ぶりの五鉄。 皆で五鉄に集まるのは2年ぶりのことだった。 わたしが一番乗りだったので予約席の真ん中に座った。 続いてまっちゃんが現れわたしの右隣、谷口が現れ左隣、そして岡本がまっち…
朝、コーヒーを飲みつつ新聞をめくる。 流す音楽は『ロケット・マン』のサントラ。 ヤン坊マー坊のデザインが一新されたとの記事があって目に留まった。 早速、家内に知らせた。 その場でヤン坊マー坊の新画像が検索され、家内のWeChatのアイコンが変更され…
帰り支度をしていると息子から電話が入った。 これから算数の授業だという。 相手は小学4年生19人。 思い浮かべるだけで微笑ましい。 2017年西大和祭で総合司会を務め、オープニングとエンディングの短編動画を制作し、自らも舞台で歌って踊ってラップした…
朝、流す音楽はZAYNが歌うアラジンのエンディングテーマ曲 A Whole New World。 朝食はテールスープのかけご飯、そしてフルーツ各種で作ったスムージー。 前日、二男が熱を出した。 数日前、土砂降りの雨のなか傘もささずに濡れそぼって帰ってきたのが原因だ…
日曜の夜、焼肉丼を食べながら二男が言った。 映画ならおすすめは『アラジン』。 もう一回みたいほど。 善は急げ。 月曜の夜、夫婦で『アラジン』を観に行くことにした。 早速その場で劇場を探し、なんばパークスシネマの席を予約した。 日曜に訪れたOSシネ…
売り出しがあったので朝一番。 クルマを駆って家内とともに大阪市内へと赴いた。 青年へと差し掛かる息子らに少しでも見映えする服を着せたい。 しかし悲しいかな予算には限りがある。 売り出しの機会を逃すわけにはいかなかった。 食事の際には毒見役。 服…