KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

人間観が素直シンプルにリセットされる

太陽が雲間に隠れた頃合いを見計らい、土曜夕刻、川縁を走る。ポッドキャストでニッポン放送のザ・ボイスを聴く。コメンテーターのラインナップのなかモーリー・ロバートソンの名があって懐かしい。当時大学生なら誰だってJ-WAVEを聴いていた。夜更かしすれ…

大阪星光学院33期夏会2016年

1安くてうまい。ミナミには裏ナンバと呼び親しまれる一帯があって名店ひしめき、週末金曜ともなれば飲み客でごった返す。この日18:30、予約時間より30分早くわたしは一次会の店に入った。誰よりも早く、という心がけを忘れたことがない。二階にあがって驚い…

余命残すところ30年ほど

西の空にうすらぼんやり光の名残りはあるが、もはや夜。夏至の頃に比べて日の入りの時刻が少しずつ早まっている。僅かな変化であっても明暗について人の感覚は鋭敏に働く。帰宅の途上、クルマを走らせながら考える。来年は卒後30周年記念の節目の年となる。…

熱いのがいいですか、温かいのがいいですか

午後は外回り。普通電車を使う。ゆったり腰掛け南へと向かう。空調が強めに効いて、熱でしなだれかかった意識が明瞭さを取り戻していく。居心地がとてもいい。だからこその普通電車だ。学生らに混じって天美で降り、顧客事業所を訪問する。事務員が応接室へ…

ポケモンがまもなくボールに代わった

夕立が打ち水となって暑さが和らいだ。勤め帰りの人らに混ざって駅から掃き出され、家へと向かう。風心地よく、街全体が憩うかのようである。 まもなく家というところ。公園に息子らの姿があった。どうやら二人してポケモンを探しているようである。 二人仲…

祖母にとっては仕事こそが人生そのものであった

涼風吹き始めた夕刻。わたしと家内が前を歩き、少し離れて長男と二男が後ろに続く。ふと振り返る。わたしと同時、家内も同様にする。二つの肩幅が頼もしい。もはやちびっ子当時の上背ではない。なんといい眺めだろう。もし二人の祖母がこの場面を見たら涙を…

今日も明日も階段を駆け下りる

始発電車で事務所に向かう。同じ時刻、同じ車両。周囲の顔ぶれはいつも同じだ。電車は大阪へと向かう。途中の駅から乗ってくる顔ぶれも決まって同じ。年配の方の姿がやたらと目立つ。朝一番の電車は思った以上に混み合って、初老の域のご婦人であっても席に…

趣味に没頭し過ごす日曜日

いま使うiPhoneで不便なく何も問題ないのであるが家族の世論を受け一斉に機種変更することにした。日本各地で子供たちが夏休みを迎えたその最初の日曜日。データ移行のためiPhoneのバックアップに取りかかったが最後。それが糸口となり、パソコン周りのあれ…

人は語られるべき何かであり、記憶されるべき何かである

時折は苦境に陥る。四十を過ぎても平坦で楽な道ばかりではない。若い頃ほどではないにせよ厄介事の絶えることがない。苦境に訪れられる度に思う。もとをただせばおそらくは自分が撒いた種。自らの力不足が原因であり、どこかにスキがあったに違いない。それ…

2016年夏会、来週に迫る

来週、29日金曜に難波で飲み会を行う。恒例の大阪星光33期の夏会だ。一次会の店「外灘紅緑灯」については章夫から提案を受け、二次会の「ビストロあじと」はタコちゃんから絶賛オススメの意見があって選ぶことにした。来年は卒後30周年という記念すべき区切…

ここまでくれば関心逸らした方がいい

夕飯を食べつつ夫婦で意見が一致する。ことが子の話になると話題として飽きが来ずいつまでもああだこうだと話し続けられる。子について話す以上に楽しく盛り上がれることなどない。そうだそうだと何度も同じ話題を反芻していると長男が帰ってきた。夕飯に合…

更なる結実への道

車検のためクルマを引き渡さなければならない。約束の時間は朝の8時30分。まだ3時間以上もある。長男が早々に家を発った。このところは連日始発で学校へと向かう。学祭に向け何かを企図しチームを率いる。リーダーとして一番乗りしなければならない。二男は…

休み明けの心得

連休明けの朝。心身ともに重心はまだ後ろ、どちらかと言えば受身の体勢だ。受身に縛られ、しかし眼前には不吉を知らせるかのような暗雲が見える。ひたひたと近づきまもなく頭上を覆い始める。押し寄せる仕事の姿を薄ら眼で眺めれば、漠とした寂寥、物悲しい…

底流にある熱いものは共通している

外で食べようとなってぶらり歩いて家を出る。日中の蒸し暑さは幾分やわらいでいる。公園では花火で遊ぶ親子が見える。夏の夜の風物詩、小さくはぜる火花が子供たちの瞼に焼きつき長く彼らの記憶に留まることになる。静かな雰囲気の焼鳥屋を選ぶ。二男の好物…

笑顔で躍るサンバでも習うのが先決だろう

午前中に降った雨が、分厚い雲ごしに熱せられ、ムシムシの蒸気となって地を覆った。蒸し暑さが極まる。誰かの口のなかに閉じ込められればきっとこんな感じだろう。ときおりほんの一瞬、唇が開いて生暖かな風が吹き込む。湿った風であっても少しはベトベト感…

この夜も結局、仕事の話に行き着いた

天満駅で降り天神橋筋商店街を北に向かう。春駒が長蛇の列であったのを除いてどこも飲み屋は閑散としている。商店街を抜けるとまもなく右手に天ぷら沼田が見えた。扉を開けて中に入る。この店のつくりを女性の容貌に例えれば、楚々とした、といった表現にな…

天六の沼田 一番のり

現在待ち時間 誰もいない店。 参加者の顔ぶれも知らず一人待つ。 左に見えるのは鮎、天六の天ぷら沼田 鮎のその後 播州薄濁り、感嘆。 海苔が巻いてあって気づかなかった、これはアワビだ、絶品 韓国産あゆ、梅肉ではなく塩で食べる。 長芋のソーメン 締めに…

よき音楽が無二の伴侶となる

雨のぱらつく道を事務所に戻る。降ったり止んだりややこしい。今年の梅雨は粘り強い。太平洋高気圧が十分な勢力で張り出しているはずなのに平気な顔して梅雨前線は日本上空に居座り続けている。小雨程度で傘を差すなど煩わしく細かな水滴がかかるに任せる。…

いいことすると気分がいい

蝉の鳴き声が耳に入る。日常に埋没し昨日と同じ今日が繰り返され季節感はすっかり鈍麻しているが、まもなく梅雨が明け日本の夏がやってくる。そう蝉によって知らされた。本格的な夏の到来を思って血が騒ぐ。さあ腹ごしらえと昼食のため牛丼屋に入る。食券機…

結構好評博しているようだ

学校から帰ってきた長男が開口一番わたしに聞いた。島田市長から連絡あった?当選後に送られてきた彼からのメールを長男に見せる。市長となる者からしがない親父のもと直々にメールが届いた。きっとそのように反芻しつつ読むからであろう、長男はにやけた。…

誕生日のありふれた一幕

家内を伴い投票所となった自治会館に向かう。陽は傾き、風やわらかにそよぐ夕刻。前を若い夫婦が歩いている。その仕草を二人して真似て後につづく。夫婦揃って選挙区も比例区もおおさか維新の会に票を投じた。かつての大阪は、市民や府民の胸ぐらつかむかの…

河内長野で島田市政がはじまる

現職を破って大阪星光33期の島田智明が当選を果たした。捲土重来を期して4年。念願であった河内長野市長となること、まことにおめでたく心からお祝い述べたい。老いた父上、老いた恩師、そのご両人が、ほっと胸なでおろしやれやれと安堵する様子が浮かんでわ…

餃子と白飯あれば男の食は満たされる

この夜、我が家第一班は家内の運転で神戸までラグビー。帰りは遅くなるということだった。自宅待機する第二班の相棒にわたしは電話をかけた。何食べたい?彼は迷いなく言った。餃子。その意気やよし。仕事帰り、わたしはなごみに寄って六人前を調達した。う…

子どもの夏風邪にご用心ご用心

今朝の毎日新聞の医療欄。『子どもの「夏風邪」侮れず、おたふくかぜ、5年ぶり流行』との見出しがある。先日、わしお耳鼻咽喉科のブログでもいち早く注意喚起があったが、ひとくちに風邪と言っても、種類は多岐にわたり、だから治療もそれに応じ個々組み立…

2016年7月10日、河内長野市長選挙の投票日が明日に迫った

河内長野市長選の投票日がいよいよ明日に迫った。前回とはさすがに異なり切迫感抱く市民が相当数に上るようである。現職市長に期待を寄せる声は前回選挙においても極小であったが、今回については期待どころか、三選を目指すと知って市職員はこぞって椅子か…

暑さ、油断大敵

こうまで暑いと、暑いね、暑いねが挨拶を通り越し、危険信号として捉えるべき話となってくる。熱中症については時間差で症状が出て長引くというこがあるので、全く油断ならない。暑いねと思えば、天六のいんちょを気軽に訪ねて暑気払いしてもらい、ついでに…

男子も夏のエチケット

蒸し暑く、見回せば誰もが汗だくだ。クタクタになって電車で腰掛けたはいいが、運悪く両隣が発酵盛んな小汚い男子であれば、これはもう三重苦となる。暑く、汗が不快で、おまけに匂いまで。身だしなみ同然のエチケット。男子も当然アロマスプレーを携行すべ…

傘つながりの思い出

ソウ先生のブログが更新されている。 読んで過去の封が開かれる。わたしにもそのようなことがあった。あれから2年。傘が起点となって当時の記憶がありありと蘇ってくる。 しかし、結局お荷物となった当の傘をその後どうしたのかだけは思い出せない。 ソウ先…

「各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと」を購入

『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』をアマゾンで購入した。 錚々たる執筆陣のなか、きょうこころのクリニック姜院長も名を連ねる。目次を見るだけで強く関心そそられる。子育てにおいて諸説が入り乱れ「実際はどうなのだ」と…

ここだけの話3

朝、FM COCOLOから池田なみ子さんの声が聴こえてくるととても落ち着いた気持ちになる。週末の匂いが芳しく漂い始める金曜日。他の平日とは趣きが異なる。終業の頃合い、マーキーではなく伊勢正三さんの声が聴こえてくれば、もうそこからは週末だ。もちろん、…