KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

強弱強弱と数えて過ごす

この日予定の業務がごっそりキャンセルとなって仕方ないのでふて寝した。 休んでまったく問題なかったがじっとしていられない。 久々家内が作る朝食を食べコーヒー味わい弁当携えての出勤になった。 ものは試しと朝8時過ぎの電車を使ってみることにした。 …

タフでハードな通過儀礼

迎えの時間まで間があった。 サウナで過ごす。 いつか来た道。 下の息子が小6のときが最も頻繁だった。 上六の塾でピックアップするのが夜10時。 昔も今も時間を潰すとなれば行き先は風呂になる。 この夜サウナ空間には90年当時の歌謡曲が響き渡っていた。 …

起きる時間でこうまで違う

今朝はダラダラと寝た。 起きると7時。 こんなことは滅多にない。 既に子らは学校へと出発済みだった。 ささっと身だしなみ整え家を出る。 この間、5分。 男は楽だ。 混み合う電車は気が滅入るのでクルマを使う。 渋滞する2号線をFM聴きながら優雅に進む…

時間を共有する連帯感

改めて言うことでもないが、わたしにとって人生最大の出来事は息子たちとの出会いである。 ともに、お出ましは明け方。 空が白み小鳥さえずり始める時刻であったので、両者ともに大歓迎をもってこの世にむかえ入れられた、そう考えて差し支えないだろう。 各…

金曜夜の正宗屋

さすがに人気店、金曜夜の正宗屋は混み合っていた。 相席となった。 まずは瓶ビールを頼んだ。 「4-1さん、瓶ビールね」と店員が言い、わたしは店内における自身の名を知った。 前に座るおじさんは落ち着きを失っているように見えた。 なんだかそわそわし、…

楽しい留守番

3月になれば2,3日旅行に出るのだという。 その間、わたしは留守番となる。 誰はばかることなく在宅で仕事できることが嬉しい。 天窓と東に向いて大きく開いた窓から春のやわらかな日差しが降り注ぐ。 照明器具の類は一切不要。 自然光のもとする仕事は天…

瓢箪山ブルース

最終の業務を終え時計を見ると19:40。 バス停はすぐ近く。 ちょうど19:58に瓢箪山駅に向かうバスがある。 その時刻に合わせてバス停に向かう。 幹線道路を一歩入った住居地域は暗く静まり返っている。 路地を抜け左へ折れれば間もなくバス停というところ、目…

やるのは他ならない、自分自身

帰宅すると家がキレイになっていた。 隣家の奥さんに清掃サービスの業者を紹介してもらったのだという。 なるほど、プロの仕事。 普段手の届かない箇所まで掃除が行き届いている。 一日の終わりに家がキレイだと気分がいい。 あとは息子の帰りを待つばかり。…

すべて調和した琥珀な空間

昨晩はサントリーウイスキーハウス。 狭間研至が料理を頼み、大浅田寛が饒舌に喋り、田中新二は料理に舌鼓を打ち、わたしはハイボールを何杯もお代りし、濱口健宏のボトルはあっという間に空になった。 空間全体が深みある琥珀のトーンに色づいて、窓の向こ…

そこかしこにスポットライト

今夜は飲み会。 メンバーは大阪星光33期有志の面々。 卒業してから今年で30年。 その記念行事の企画を話し合う。 開催は9月半ば。 秋晴れの好天に恵まれること間違いない。 どの期もそうであるが30周年のお祝いは盛大に執り行われる。 当然、33期も例外では…

いろいろあるが人生賛歌

日曜日、朝6時。 おなじみのセルフスタンドで給油する。 休日であり、自由の身。 満タンにしてどこへ行こうが誰に咎められるわけでもない。 が、行き先はいつもと同じ。 白み始める空の方に向かってクルマを走らせる。 毎日、同じことの繰り返し。 いつでも…

いま、という時間に押される劣勢

あっと言う間に時間が過ぎていく。 ほんの少しデスクワークし書類を整理し来週の予定を睨んだりした後、ジムで走って戻ると、日が暮れるまであと数時間。 このあとサウナに入りたいし映画も観たい。 買ってある本も読みたいし取り分けた新聞記事に目も通した…

簡潔明瞭こそ男前の本質

駅前に散髪屋があって理容師が三人いる。 店長はまだ若いが他はおじさんが二人。 最初にわたしが通いはじめ、いつしか子らも常連になった。 彼らがまだ幼児という歳の頃のことであった。 彼らなりに自意識芽生え、芦屋の美容室でカットしてもらうといった小…

目に残る形で感謝の気持ち

夕刻、仕事を終え天王寺から環状線に乗った。 実家へと向かう。 電車を降り、駅前の商店街を進む。 以前訪れたことのある花屋に寄った。 予算だけ伝え花を見繕ってもらう。 花束を手に下町の通りを歩く。 花で華やぐからだろう、気分がいい。 この日は母の誕…

男くささが結構いい

幾つも映画を観るが、韓流ものが増えてきた。 一度に複数選ぶなか必ず数点は織り交ぜる。 どれを選んでも外れがない。高いレベルで練られ揉まれたことが窺える力作揃い。 アクションは激しくストーリーは奇想天外。娯楽として楽しく、そこに登場する韓流アク…

あの頃、彼らは小さかった

西九条に大福湯という銭湯がある。 何の変哲もないような下町の風呂屋であるが、ここのサウナは特筆に値する。 かつては連日のように通っていたが、ここ2年ほど足が遠のいていた。 昨日思い立って、久方ぶり足を運んだ。 道中、小雪が舞う。 サウナの前座に…

さらば三連休

真向かいの建物では改修工事が行われ三連休など関係なく人が出入りし着々と作業が進められている。 ときおり何人かと目が合う。 向こうからすればこちらも仕事しているように見えることだろう。 ゆっくりと過ごす三連休となった。 朝、新聞を読みコーヒーを…

優しい肌触りの日曜日

日曜だからストレスレス。 普段よりも早くに目が覚めた。 未明の時刻、事務所へ向けクルマを走らせる。 FMからリストの名曲ラ・カンパネラが流れる。 ピアノの音が耳に心地よく、日曜の出だしに弾みがつく。 ふと昔読んだ新聞記事のことを思い出した。 一人…

息ができる場所

家に風呂はあったが親父が入るのを見た記憶がない。 わたしが子どもの頃、サウナは結構高かった。 だから毎日サウナに入って帰ってくる親父をすごいと思った。 一杯飲み屋についても同様。 「今日は一杯飲んでから帰る」 親父の言葉が子ども時分のわたしの耳…

日常百景

最近一番好きなのは、風呂上がりの時間。 クルマに乗って窓を全開にし炭酸水を喉に流し込む。 冷気が肌に心地よく喉の乾きも一気に癒えて行く。 静かにクルマを発進させると流れ込む冷気の勢いが増す。愛想のかけらもない散文的な風の音ともにしばらく走るう…

安上がりなご褒美

頭をよぎる度、少しばかり気の重くなる業務の日が近づき、とうとう今日、それが当日となった。 体調を整えるのは基本中の基本であるから、昨晩もお酒を慎み早々に寝床に入った。 そのおかげ、朝の四時にはすっきり目が覚め、先手必勝、事務所に入ってからの…

同乗することに意味があった

今年1月2日。 クルマのシートを3列にした。 7人乗りの形にしたのは子らの友人が泊まりに来たとき以来のことであった。 私が運転席で家内が助手席。 後部座席に父と母。 最後尾に息子二人が陣取った。 安全運転でノロノロ走る。 向かうは生駒山上。 そこ…

胸躍るような未知の世界

奈良へと向かう大和路快速がホームに入ってきた。 窓際に座る若い女性がはりつくようにして外を眺めている。 アジアからのツーリストだろう。 笑顔が可愛い。 目が合って、ホームに立つわたしの頬も緩んだ。 旅する彼女にとっては胸躍るような未知の世界。 …

遊びの要素もなくはない

わたしがこなす仕事の大半は、そのうちだんだん楽になっていく類のものばかりである。 楽だからストレス少なく、数をこなせば充実感もあってそればかりしていたいという気も起きるが、そうは問屋がおろさず、折々途方に暮れるような仕事も降って湧く。 だか…

たまには羽目を外して明るいうちから

体調は万全。 このところサウナを欠かさぬようしているからだろう。 昨晩は熊野の郷で汗を流した。 冷え込めば冷え込むほど、体調維持にサウナは効果的であるように思える。 日曜日であるが、週明けに作成しなければならない幾つかの書類のことが気にかかり…

下手すれば最短距離の場所

午前中に用事が何もなかったのでさっさとジムを済ませた。 シャワーを浴びて着替えると間もなく正午。 鮨屋の店先で恵方巻が販売されていて、それを昼にすることにした。 同じく巻寿司を買い求める客のなか見知った顔があった。 ここら界隈で一人過ごしてい…

最良のものは息子に

行方知れずとなっていたジャージが不意に見つかり、代替で買ってあったウェアが不要になった。 一つは新品で、もう一つはまだ2回しか袖を通してない。 アディダスのウェアでデザインは今風。 下の息子によく似合うだろう。 上背と肩幅と胸板。 彼の体躯をこ…

まわりくどいが、当たれば嬉しい

年が明けたと思ったら1月も最終日。 早いものである。 2018年の日常の時間割もあらかた決まって落ち着いてきた。 業務を終えてのスローダウンの時間は、ジム・メシ・フロの三点セットでほぼ固まりつつある。 仕事で焼けてただれた頭を走って整える。 それで…