KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

すでに大いに楽しんでいる

小路駅で降り、今里に向かう。 ようやく真冬。 辺りは真暗で、存在するのは寒さだけといった夜道を歩く。 途中、あじ平に差し掛かる。 家内とはじめて訪れたのは、いつのことだったか。 日記を調べて驚いた。 2012年11月30日の金曜日。 ちょうど今時分の季節…

今季一番の冷え込みとなった夜に鍋

仕事にかこつけ居酒屋で独り飲む日々をしばし送ったが、とうとう家内による生活指導が入って、この日は帰宅後ジムに連行された。 出だしこそ億劫に感じたものの、腹やら腕やら足やらの筋肉に負荷をかけはじめると次第に燃えてきて、顔は苦悶に歪むが気持ちが…

やりたいことを全部やる

家内が肉を焼くというので赤ワインを買い、まっすぐ帰宅した。 もりウインナーから取り寄せたパテをバゲッドに載せて前菜とし、料理教室でおせちを作ったという家内の話に耳を傾けているうち、一揃い肉が焼き上がった。 では、と家内は水曜のレッスンに出か…

子の存在自体が未来そのもの

ようやく冬。 そう感じさせるほどに冷え込んだ11月終盤の火曜夕刻、天神橋筋商店街を北上し福効医院を訪れた。 診察がまもなく終わるというところ。 インフルエンザの予防接種を受け終えた小さな少年少女が待合室でクジをひく。 注射に耐えたご褒美なのだと…

愛情が西へ東へ移動する

大阪に戻って日常に復帰した。 普段過ごさないような空間に身を置いてきたからだろう。 心爽やか。 実に新鮮な気持ちで月曜の朝を迎えることができた。 体調もすこぶるよくテキパキと業務をこなし終始快調。 あっという間に夕刻となった。 定番の店があると…

連休最終日についてただ書いただけの日記

日曜は昼前から練習がある。 下っ端だから早く行って準備しないといけない。 そう言って息子は7時に起き7時半には部屋を出ていった。 帰りの着替えがないというのでわたしの洗いたてのシャツを手渡した。 袖を通してジャストフィット。 とても似合っている…

連休二日目の朝、ただ書いただけの日記

土曜朝、目覚めは午前10時半。 ベイコートのモーニングビュッフェの時間は過ぎていた。 長男が肉を食べたいと言うのでネットで検索すると長寿韓酒房という店が浮上した。 支度を整え駅方面に向かった。 あいにく昼のメニューに焼肉はなかったが韓国料理定番…

連休初日の朝、ただ書いただけの日記

三ヶ月に一度は顔を見に行こう。 家内とそう決め、前回が8月。 だからこの週末、上京することにした。 息子はバイトで遅くなるとのことで待ち合わせはホテルにて夜の11時。 思った以上に早く用事が終わり午前中には家内と合流できた。 昼遅くに東京に着いた…

連休前、ただ書いただけの日記

週末土日は連休。 昨日今日と続いた模試を終え二男の友人らが泊まりに来る。 隣家のママがうちで食事の世話を手伝ってくれる。 わたしが生まれ育った下町も教育熱高かったがそんな肩に力が入ったかのような、生き延びるがための教育熱ではなく、さらり自然と…

交流がかえって仇になる

玉造駅周辺で酒屋を探すが見当たらない。 駅周辺をぐるりと歩いて、かつて阪神受験研究会があった地を懐かしんで振り出し地点に戻った。 電車に乗って実家に向かう。 そのあたりで買えばいい。 が、結局まともな一升瓶の酒を売る店を見つけることができなか…

求めよさらば与えられん

何度も前を行き来してきたが、ずっと素通りしていた。 この8年は一体何だったのだろう。 この夜、事務所を後にしどこで夕飯をとるか思案しつつ歩いた。 いい店との偶然の出合いを期待しいつもと違う道順を辿った。 結局、めぼしい店はなくまもなく駅という…

大阪星光、ありがとう

師走が目の前だというのに、気温25℃までに達し蒸し暑く、街を歩けば汗ばんだ。 夕刻には雨までぱらつきはじめたので不快指数が一気に増した。 念の為、目についたコンビニで傘を買った。 出先からそのまま電車に乗って、向かうは久々の北新地。 駅を降りまず…

有意義な日曜日

秋晴天の好日、特に行くあてもないので日曜ではあったが事務所に向かった。 かれこれ二週間分ほど新聞を読まず溜め込んであった。 じっくり目を通すことにした。 読み始めると、結構時間を食う。 途中、休憩がてらジムに行き、腹が減ってはラーメン屋にいき…

下手すれば不合格という矢が四方から放たれる

遠く過ぎ去ったが強烈な体験だったからだろう。 風が肌寒さを増す季節になると中学受験のことを思い出す。 すでに11月も半ばを過ぎ、統一試験日まで後2ヶ月を残すのみとなった。 長男のときも二男のときも同じ。 漠とではあっても日に日に緊張感が増してい…

よき思い出が有する鎮痛作用

金曜夕刻、仕事の最終地点は上六。 さて、どこで食事を済ませるか。 頭に浮かんだのは阿倍野の正宗屋。 その一択だった。 地下鉄谷町線に乗り天王寺駅で降りまっすぐ向かった。 幸いカウンター席に空きがあって、わたしは一番奥に陣取った。 わたしが腰掛け…

小嘘は不穏を母とする

確かにやむにやまれぬ嘘というものがある。 だから嘘自体を全否定する気はないがしかし、日常において嘘は心苦しく露見すれば目も当てられず、そうでなくても心落ち着かない。 平穏無事で心安らかな暮らしと嘘との相性は良くないと思うので、親としては子に…

無価値を選ぶから悔いが残る

昼にラーメン屋に入り迷わずチャーハンセットを頼んで思う。 この歳になってさえどこかに学生気分が残っている。 中年真っ盛りであれば、健康への気遣いや体調に配慮し、もう少し控え目な品を注文をしてしかるべき。 注文した直後にそう悔い、実際、寄る年波…

この夜も隣町をぶらついた

昨晩も途中下車した。 カウンターの隣席は建設関係の親方といった雰囲気の方がお二人。 日に焼けて腕が太くお腹も出ていて声が大きい。 そんな二人がゴルフの話で盛り上がっていた。 純度百%、話題はゴルフのことばかり。 家族の話もなければ仕事の話もなく…

所変わればレベルも変わる

仕事を終えての帰途、この日も途中下車した。 このところ早起きが続いているので仕事が前倒しで終わって気分健やか。 腹も減る。 今夜も夕飯は立花正宗屋。 カウンターに陣取った。 仕事後のおじさんらのくつろぎのなかに混ざり、わたしも芯から安らいだ。 …

草原と潮目がまもなく出会う

長男の友だちもよくうちに泊まりにくるし、二男の友だちも同様。 同じ10代であるから似たようなものに見え、しかし実のところその内実は大いに異なる。 その違いについて家内が述懐する。 西大和の子らは普通の男子に見えてしかしどこかに鋭さを秘めていて、…

くろがねのかいな

土曜の午後、かねしろ内科クリニックを後にし、四天王寺夕陽ケ丘に向かった。 駅を上がって学校に向かう途中、岡本家族と出くわした。 「蕎麦はやうち」は美味しい。 そんな内容を立ち話し別れたのであったが、この後、「すきいち」とあだ名される人物が他に…

突如昔の話を思い出した

帰宅ラッシュにさしかかり駅構内が混み合い始める時間帯。 行き交う人々の向こう、ベンチにひとり腰掛ける老女の姿が目に入った。 傍らにする荷物がベンチ一人分を占めるほど巨大。 わたしは自然と祖母の話を思い出した。 大きな荷を背負い足腰立たなくなる…

この先もずっとこのように同様

昨日は夕刻前に出先での業務が終わった。 明石からの帰途、六甲道で途中下車し灘温泉に寄った。 うちの二男お気に入りの風呂屋である。 ひんやりとした源泉かけ流しが心地よく、みるみる疲れが癒えていく。 聖なる気に満ち、日が高いうちに入る風呂は格別で…

真面目の実践を欠かさない

昨日も今日も始発で事務所に入った。 ここ数ヶ月、ゆっくり目の出勤が続いたので始発電車に乗るのは久しぶりのことだった。 見慣れた顔がいくつもあって懐かしい。 午前10時にはデスクワークを終え、外に出た。 当たり前の話であるが始動が早いと仕事の完了…

ちょっとした運動一家

わたしはボクサーではないので飲みたければ飲み食べたければ食べる。 もちろん自分なり節度をもって腹八分目でとどめ、際限なく飲食することはない。 が、同じエムでもブランドによってサイズが異なるように、家内が考える八分目とわたしのとでは、エスとエ…

当たり前のように一緒に歩く人がいる

スクールフェアの日、息子の部活仲間4人が泊まりに来た。 荷物を置き彼らがまず連れ立って向かったのは風呂だった。 六甲にある灘温泉が定番で湯上がりにラーメンを食べるのもお決まりになっている。 帰ってきてくつろぐのかと思いきや、さすが若き血潮。 …

星光生はいつだってどこでだって仲がいい

33期オーアサに声をかけられ隣合って座った。 この日ミサの先唱すなわち進行役は24期のオーアサ先輩。 二人が瓜二つ。 もう一人のオーアサ兄弟も星光卒業生。 まだ見ぬ三人目の顔が何となく想像できた。 大阪星光物故者ミサへの参加は初めてだったが、ペテロ…

秋の収穫無限大となった一日

行楽の11月。 皮切りは京丹波から。 そこで近畿大会が開催される。 うまく行けば三連休すべて通うことになる。 朝八時半に出発。 途中まで快調であったが、名神上りは京滋バイパスへとつながる左ルートがたいへんな混みようだった。 左ルートへ行けというナ…

憎い恋しい、憎い恋しい

金曜夜、赤ワインを開けラグビーワールドカップ3位決定戦を家内と観ながら夕飯。 もりウインナーのパテとソーセージ、バケットとフランス土産のプルーン、それにチーズが食卓に並んだがいずれもついばむ程度といった分量。 わたしの食欲からすれば全然足り…

水と油と男と女

昼から午後にかけ長時間の付き添いとなる。 時間をやりくりするため朝4時に起き事務所に入り、先にデスクワークをこなしてからクルマで父をピックアップした。 一体一日何件の手術をこなすのだろう。 昼だけで既に大勢の方が荒本おいだ眼科の待合室にて順番…