KORANIKATARU

子らに語る時々日記

財布が見つからない

私は財布を失くさない。しかし財布が見つかったとの報せほど嬉しいものはないと身にしみている。スーパーで財布失ったとなれば蒼ざめ経路駆け商店街で消えたとなれば店舗尋ね歩く。そして決まって家内から電話があるのだ。テーブルの下やソファの足下でそれは見つかる。天にも昇る安堵感に恍惚となる。