KORANIKATARU

子らに語る時々日記

仕事納めの大団円

ようやく今日で仕事納め。
お役目の主電源落とし何気兼ねなく一呼吸置く年末年始を過ごすことができる。
一年の仕切り直しの節目でもあって、本当の意味での休息となる。

そこがお盆やGWとは大違い。
やはり年末年始は特別だ。

昨夜帰宅すると既に家はくつろぎの真っ只中にあった。

二男は床暖房のうえ寝そべってテレビを見ている。
見るからに極上の時間。
ゆっくり流れる年の瀬の時間がそこにふんわり浮かんで目に見えるかのようである。

そして長男はわたしの寝床でくつろいでいる。
わたしはその横に並んで寝転がる。

学年最強メンバーの人物列伝をあれこれ耳にする。
生い先楽しみな強者揃い。
野に放たれた後、至るところで頭角現す面々であること間違いない。

映画や世界情勢などについて雑談し、そして進路について話し、将来の仕事について意見を交わす。

無骨荒削りな男子にとっては世間の荒波が必需であってそれが将来の肥やしになるだろう。
だから親元を離れることもいいことであるに違いない。

まもなく巣立つと思えば寂しいが、一回りも二回りも大きくなった姿でまた会えるのであろうから、喜んでその背を見送らねばならない。

彼が生まれて暮らし向きが賑やか一変したように、その進路が巡り巡ってわたしにとってもまた何かを切り拓く契機になるようにも思える。
未知の楽しみがわんさか増える、その種子が植えられるようなものとも言えるだろう。

さあ、まもなく年末の大団円。
定位置をひととき離れ、解き放たれる。