正月休みの最終日も朝はジム。
これで家内は年末年始を通じジムと英会話を一日も休まなかったことになる。
筋金入りの真面目気質と言えるだろう。
ジムを終え塚口に向かった。
更新後のパスポートを受け取るためだったが、兵庫旅券事務所が月曜は休みなのだとはじめて知ることになった。
仕方なくサンサン劇場に寄って映画を物色した。
選んだのが『スタートアップ』
韓流にはハズレがない。
それなりに楽しめ、最後に家内は涙した。
母と息子の絆が描かれるのであれば箸が転んでも涙する。
そんな家内であるから、ラストシーン、母と息子のやりとりに涙腺緩まぬ訳がなかった。
ああ面白かった。
そんな余韻に浸ってアレグロで昼を食べていると電話が鳴った。
席を立ちその場でしばし仕事となってその流れで事務所がこの日から稼働しているのだと知ることになった。
5日から仕事だと言っているのに4日から働くなんて、気が早い。
うちの職員も筋金入りの真面目気質。
心頼もしい限りである。
電車で西宮北口に戻り、そこから自転車で縦列に走って帰宅した。
もちろん家内が前でわたしが後ろ。
この並びが象徴的。
家内の真面目気質に率いられうちの秩序が成り立って、この型があったからこそ長年の風雪に耐えることができた。
だからこの先もこのままでよく、後ろが欠けても前には進むが前が欠ければ立ち行かないのでやはりわたしが先にというのが正しいということになる。
そして、正月休みの最終日も夜はドラマ『夫婦の世界』で一貫した。
全16話中の第16話に差し掛かかり、切っても切れない夫婦の縁について深く考えさせられ、いよいよ佳境というところで、二男が帰宅した。
家内は夜食の支度に掛かり、皆が同時、ダイニングに集結した。
切っても切れない訳である。