土曜夕刻、王寺駅で降り時間があったので息子のバス料金を1万円分チャージした。
それから近鉄線に乗り換え定例の会議の席に向かった。
会議後は恒例の懇親会。
前に座る弁護士がかなり男前になっている。
顔つきがしまって精悍になり体の厚みも増している。
プロテインに秘密があるようだった。
若き弁護士は言った。
効果はそれだけに留まらない。
とてもよく眠れて朝が快適、しかも日中眠くならないので仕事が捗る。
コンビニなどで手に入るプロテインを毎夜飲めば男前になって有能になれる。
この日接した数ある情報のなか最も有用なものとしてここに書き記し、息子らにも試してみるよう促すつもりである。
若き弁護士はまだ独身。
宴会の料理の残りを店員に包んでもらうよう持ちかけて、二人して折詰を持って帰途についた。
横並びになっての車中、わたしは結婚話に話を咲かせ、子育て談義をひとり繰り広げたのはないだろうか。
このときわたしはかなり酔っていた。
木曜、金曜と家内特製の梅ジュースで過ごした。
中二日あけて飲むお酒は、乾いた大地に染み込むみたいに吸収されて全身をぐるぐる巡ってわたしはぐでんぐでんになっていた。
途中で別れて後、居眠りなどして遠回りしつつ何とか事務所にたどり着いて力尽き、そこで朝を迎えることになった。
日曜日の朝9時過ぎ、家内が朝食を持ってクルマで迎えに来てくれた。
若き弁護士に対し早く結婚するよう勧めたことは間違いではなかっただろう。