KORANIKATARU

子らに語る時々日記

母には母の応援の仕方がある

日曜日は久々の試合。

二男にパワーパスタを食べさせて送り出し、わたしたちも出発した。

 

会場は夕陽丘高校。

隣の警察病院にクルマを停めた。

 

グラウンドに入ると富岡先生、菅原先生の他、神父さんと部活OBの京大生らの姿が見えたので、夫婦揃って深々お辞儀し挨拶した。

 

初戦は天王寺高校。

 

冬晴れの空のもと、二男の動きが見違えた。

ボールさばきの巧さと安定感が以前より増して、囲まれて密集ができても潰されず、そこから抜け出てくるのは二男であった。

 

めちゃくちゃうまい。

その度、家内と目が合った。

 

必死に食い下がる天高に対し、終盤、大阪星光が得点を決め1−0で勝利。

勝利を収めたものの、得点力不足という課題が引き続き残った。

 

午後の試合まで時間があった。

 

昼をとるためクルマを出した。

駐車料金が3,200円。

 

なにごとも勉強。

目と鼻の先にコインパーキングはいくらでもあり、日曜であれば上限1,000円というのが相場であった。

わたしははじめから家内の言うことを聞いておくべきだった。

 

クルマを数分走らせ、四天王寺にある蕎麦はやうちに向かった。

さすが人気店。

到着したとき開店を待つ列ができていた。

 

4人掛けテーブルで若いカップルと相席となった。

向こうもそうであろうが、くつろげず、味わうというよりもかき込むような食事になった。

各自、天ぷらに田舎そばと粗挽きそばの二種を頼み、太巻きは二人で分け合った。

 

食後、戻って、コインパークにクルマを停め二戦目に備えた。

相手は夕陽丘高校。

 

この日、大阪星光は模試で一人抜け、インフルエンザで二人抜け、メンツ不足だった。

ただでさえ少ない部員で切り盛りしなければならないから、試合を前に楽観できる状況ではなかった。

 

案の定、大阪星光は夕陽丘に走り負けた。

一試合15分クオーターの計60分を走り続けることは生易しいことではなく、随所で選手を入れ替え活性化しないことには、自ずと勢いは尻すぼみとなっていく。

 

鋭く走って相手を脅かす者など見当たらず、時を追うごと大阪星光の攻勢の芽はますます影を潜め、夕陽丘に攻め込まれ続けることになった。

 

試合途中、足のつる選手が続出した。

交代要員がいないから、さっき足がつった選手といま足がつった選手を入れ替えるという、まるで電池残量のないリモコンを騙し騙し使うような様相を呈することになった。

 

それだけでなく、家内が手にする一眼レフのメモリもなくなった。

手持ち無沙汰となった家内は、応援に駆けつけていた京大生らにいろいろと話しかけ、部活と学業の両立について助言を求めているようであった。

 

結局、見せ場なく0−2で敗れた。

 

午前と午後の計120分。

二男は出ずっぱりで、さすがに後半は足がつり、試合後は足を引きずっていた。

 

だから帰途、家内は大量の食材を買うことになるのだった。

 

母にできることは栄養満点でおいしい料理を作ることだけ。

母には母の応援の仕方があり、だから反省材料があるとすればすべて食事に還元されることになる。

 

足がつらないための情報収集が直ちに行われ、明日からすぐ、それが料理に反映されることになる。

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2020年2月2日 試合前の息子の朝食
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2020年2月2日昼 四天王寺 はやうち
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2020年2月2日 対天王寺高校,対夕陽丘高校