朝ならほとんど人はない。
6時半に家族三人で朝食を済ませ、二男を送り出してすぐ、7時には家を出た。
中津浜線を北上し清荒神清澄寺。
南へと戻り、甲東園の住宅街を縫って門戸厄神東光寺。
そして海に向かってさらに南に下り西宮神社。
快晴の空のもと、地元を代表する神社仏閣を巡って朝10時には一通りの参拝を終えた。
これで一安心。
あとは家でゆっくり過ごし、家内が録画していた韓流ドラマ『ベビーシッター』を観始めて、午後、家内がオンラインでヨガのレッスンを受ける間、わたしはジムで筋トレに励んだ。
そのあとまたドラマの続き。
途中二人で夕飯を食べ、カニだったからたっぷり時間を要したがどのみち暇なのでちょうどよかった。
息子が帰宅する午後10時には全四話すべてを観終え、不倫を巡る心理劇が最後には荒唐無稽なサスペンスへと転じお腹いっぱい、あっと驚く結末に夫婦して呆気にとられた。
辻褄合わぬ点など突っ込みどころ満載ではあったものの、ぐいぐいと引き込んでいく役者の演技力は凄まじく、全部ひっくるめて夫婦で十分楽しめた。
二男とは四天王寺の話。
お参りではなく女子について。
昨夜長男が電話で言った。
西大和は硬派で星光は軟派。
なぜなら、星光生は四天王寺女子と仲がいい。
それで家内が二男に真相を聞いてみたのだった。
二男は言った。
星光生も西大和男子と同じくほぼ全員が奥手の陰キャ。
だから66期のうち四人を除いて誰も四天王寺との交流はない。
まさにその四人が四天王。
そう言って二男を指差し、夫婦でアホみたいに茶化して夜は更けた。
33期も数えれば四人くらいは四天王寺女子と結婚したのではないだろうか。
今後彼らについては33期四天王と呼ばねばならない。