三連休最終日も同様。
朝食は家内特製明太子パスタと紅まどんなをたっぷり投入したヨーグルト。
二男はこれに加えてバゲット等を平らげ意気揚々と出かけ、わたしたちはジム。
朝一番で一日のノルマを完遂すると清々しい。
前日は西へ向いたがこの日は東。
家内と梅田に繰り出した。
ルクアでスポーツウェアなど選び、昼はホテル阪急インターナショナル25階の竹茂桜。
隣家のお嬢さんがバイトしていると聞いて応援に駆けつけたのだった。
続いてこれまた前日同様、映画。
シネマート心斎橋に向かった。
選んだ作品は『エクストリーム・ジョブ』。
何を観ようか。
いろいろ吟味したが下馬評で選ぶなら、『パラサイト』を観終えた後、『エクストリーム・ジョブ』以外あり得なかった。
選択は正解だった。
映画を観ていままでこんなに笑ったことはなかった。
館内全体が終始、楽しく和やかな笑いに包まれて、家内も大いに喜んだ。
観終えて誰もが満足気で笑顔に満ちていた。
観る人の数が増えれば増えるほどこの映画の評価はますます高まっていくことだろう。
笑えたシーンやセリフについて夫婦で話し合い、笑いがぶり返して更に笑って御堂筋を南へと下り、なんばシティに寄り息子のウェアを買い用事完了。
連休最終日は家で食事しようと意見が一致。
せっかくの休日だから食事の支度をせずとも済むよう高島屋の地下食で食材を探すが、ピンとくるものがなく、結局、帰途地元のスーパーで牛肉を買って家内に託すことにした。
テーブルにすき焼き用の鉄鍋としゃぶしゃぶ用の鍋が置かれ、たまごを割った器と旭ポンズを入れた器を左右の手に持ち二人並んでひたすら肉を食べる夕飯となった。
赤ワインが空くのはあっという間のことだった。
楽しかった三連休もこれにておしまい。
名残惜しんで夜、夢をみた。
小さい頃の息子たちが現れて、わたしの寝床に入ってくる。
昔は実際そのようにして川の字より字間狭くひっついて仲良く寝たものであった。
小さい頃の彼らはいまよりかわいい。
その当時の顔が眼前にあった。
二人してわたしの顔を見下ろしクスクス笑っている。
顔に何かついているのかと手をやって、そこで目が覚めた。
寝ぼけた頭でふと思う。
過ぎ去ってもすべてのシーンは並存しているのではないだろうか。
「いまここ」に焦点が合うようチューニングされているだけであり、実はすべてがそこにある。
だから小さかった頃の彼らと過ごした「いまここ」も、「どこかそこら」で進行中で、ときおり夢が通路になって、時間が出合う。
リアルにそんなことを感じつつ、再会果たすべくわたしは再度夢へと向かった。