KORANIKATARU

子らに語る時々日記

百合の花

二男の勉強をそっと見守る百合であったが花粉が散乱し辺り一帯黄味がかっている。百合の花粉は飛ぶのだろうか、家内と議論していると二男が白状した。おれが受粉させてん。片や種子へと至る次のプロセスへと進み、片や無念にもマイペットと雑巾で拭かれて終わる。無邪気な善意が命運を分けたのだった。