KORANIKATARU

子らに語る時々日記

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

元を正せばすべてが他力

その昔、宇宙には水素とヘリウムしかなかった。 うちの事務所も似たようなものだった。 そこに「タコちゃん」が作用して、その作用が数珠つなぎとなる流れが生まれた。 宇宙はいまや多彩な物質によって構成され、その変化のプロセスを短時間でなぞったように…

小さな小さな決起集会

神戸での業務を終えて夕刻、武庫川をひとっ走りした。 一時間ほど川べりを駆けてほどよい冷気に癒やされた。 家に戻って支度して家内を助手席に乗せて出発した。 家内の二万語に耳を傾けながらすっかり暗くなった街路を走り、阪神高速を夕陽ヶ丘で降りた。 …

互いいたわりあって生きてゆこう

朝から慌ただしかった。 疲労のせいか食欲もなかった。 朝食には手を付けずズーム会議を終えて家を出て、天王寺の顧客先へと向かった。 階下でうちの職員と合流し業務に臨んだ。 開業を前に大勢の人が集まっていた。 そのなかいろいろと仕事を紹介してくださ…

さよなら年賀状

たしか小学3年の青木先生の授業だった。 年賀状について教わって、互い同級生らで送りあった。 それが年賀状に手を染めるきっかけになった。 以降、歳を重ねるごとに習慣として強化され、毎年12月になると礼を欠いてはならないと間際になって大わらわするの…

まもなく家族4人で寝正月

豊中での業務を終え西宮北口に移動した。 午後2時過ぎに業務が終わり、家が目と鼻の先だったから自宅に戻った。 神戸での仕事を頼んでいた家内の帰宅もほぼ同時だった。 手土産はケーキで、わたしは昼を食べる間もなかったからそれを昼食にすることにした。…

孤独の三拍子が揃った若気の至り

朝から家内は断捨離に取り掛かっていた。 業務に集中するため昼前にわたしは家を出た。 電車に乗ってちょいと移動し上等カレーで脳にエネルギーを供給してからドトールコーヒーに陣取った。 眼前にはパソコン画面だけ。 そんな小一時間で視界が晴れた。 見通…

遠出と希望は瓜二つ

丸々は遊べなくても少しは遊べる。 そしてそんな「少し」も侮れない。 週明けから活力たっぷりに仕事するには多少なり息抜きが必要で、ちょっとした細切れ時間でも有効に活用すればリターンは大きい。 それで仕事の合間の時間を縫って、家内と近場をぶらつい…

いちばんしんどいところはやり終えた

一昔前と比べて忙しくなった。 たとえば映画をみる回数にそれが如実に表れている。 以前なら週に1〜2本はレンタルして観ていたと思う。 いまは皆無である。 ちょっとのぞく程度のドラマすらない。 アップルTVで「パチンコ」のシーズン2が放送されていると…

普段の暮らしを楽しむ秘訣

先日、業務で奈良を訪れ仕事後は女房とそこらを散策して過ごした。 昨日は京都でも同様。 そうそう週末は淡路島でもそうだった。 このように折々、業務に遠足の要素が加わることは一挙両得とも言え、同時に仕事愛も深まる。 だから今後も積極的に仕事のレジ…

突き詰めればその一語に尽きる

先日のこと。 女房が作ってくれた料理を携え実家を訪れた。 一緒に軽く食事して久々、父を伴い墓参りに出かけた。 助手席に座る父とぽつりぽつりと言葉を交わして思う。 いつまでこうして二人で墓参りに出かけることができるのだろう。 このところ新聞などで…

がんばれ紅組まけるな白組

朝起きてゴミを出しコーヒーをいれて新聞をめくる。 それが日課である。 一口、二口とコーヒーを流し込むうち、寝床への郷愁は薄れてゆく。 で、仕事へと意識が向くので記事をじっくり読むのは後回しということになる。 が、この日は国際男性デーとのことで…

右肩上がりの正しい完結

月曜日、朝の4時半に起き仕事の確認作業にかかった。 金曜の夜には職員が書類をすべて整えてくれていたが、最終チェックを欠かす訳にはいかなかった。 土曜は淡路島で新規開業に向けての山場作業があり月曜は天王寺で同様。 たっぷり時間をかけ仕事の質を上…

日曜の夜、ケーキで団欒

のんびりしよう。 最初からそう決めていた。 ゆっくり目に起き、ホテルのロビーで売り出されるおにぎりを買って部屋で食べた。 週を通じてわたしは仕事で奔走し、家内はヨガやエステや息子の料理づくりなどで忙しかった。 何もせず過ごす安息の日もたまには…

湯につかってフグを食べ今後の方針が定まった

業務があって土曜の朝、淡路島へと向かった。 ハンドルは家内が握り、高速に乗る前にコーヒーを買い行楽気分が心の過半を占める遠征だった。 洲本にて昼過ぎには業務を終えた。 家内と合流し農協で肉と野菜を買い込みそこから運転を代わった。 小雨の降り始…

訳あって明日をも知れぬ立場に身をやつした

そもそもなぜこんな明日をも知れぬ立場に身をやつしたのか。 ときに初心に返ることも必要だろう。 長年、自営業に携わって少しばかりは成長し、おおよそのことは呑み込めるようになった。 世の中はいいことばかりで構成されている訳ではなくたいていの解は1…

親と書いてバカと読む

食事する時間はない。 姫路での業務を終え新大阪で乗り換え、そのまま東京へと向かう。 そんな連絡が息子から入ったからその乗り換えのタイミングに合わせ、わたしは事務所から新大阪へと移動し、家内は家から同じく新大阪へと向かった。 もちろん家内は手ぶ…

不調があってもなんとかこなす

風邪気味で腹痛があった。 カラダにちょっとした異変があるだけで気分が急降下する。 気を許すと頭は腹痛に支配された。 この日の業務は数時間に及ぶ。 電車で西へと運ばれながら気持ちが滅入った。 しかしいざ仕事が始まれば、頭は仕事に支配され腹痛などど…

残り時間を生け捕りにする

スキマ時間があればカフェへと飛び込む。 パソコンを開き業務にかかる。 業務が捗り収穫多となるから時間を生け捕りにしているような感覚を味わえる。 のんべんだらりとした時間の流れが、この小一時間で屹立し一日の成果が見違える。 ちょっと手強い。 そん…

星の光は潰えない

出口は24番だったか25番だったか。 番号は隣り合っているが24番出口と25番出口は駅のホームの真反対に位置している。 迷った末、確かこっちの方向だったとの感覚を頼りに25番出口を上がって、結果、自身の方向音痴ぶりを再認識させられた。 しかし、そのおか…

手に労苦の跡が刻印される

秋は松茸。 その香りに誘われて仕事を切り上げた。 階下へと降り食卓につくと、炊きあがったばかりの松茸ご飯を家内がよそってくれた。 晴天の日曜、リビングには四方から秋のやわらかな光が差し込んでいた。 吹き込む風も清涼そのもの。 そんな光景に松茸ご…

寂寥の影も形もない夜道

土曜日だからといって毎回休める訳ではない。 特に今月は仕事が土曜へとはみ出す週ばかりになってしまった。 もちろん家内は喜ばない。 もうこの歳である。 無理せずぼちぼち仕事し、週末は出かけて過ごす。 そうあるべきとわたしも思うが、それは仕事をしっ…

東京滞在最終日の記録

東京はやはり秋がいい。 文化の日の振替休日となった月曜の朝、澄み渡る空気を味わいながら界隈を散策した。 家内に連れられ、いま人気なのだという店でヨーグルトを朝食にとり、ブルーボトルコーヒーでお茶してから東京ミッドタウンの遊歩道を歩き、色鮮や…

顔を合わせる機会がますます増える

家で帰りを待っていると、連絡が入った。 もうすぐ駅に着く。 近くで食べよう。 エステを受け終えた後、食事の支度が億劫になるのも無理はない。 部屋着のままわたしは駅へと向かった。 この日は家内がヨガを終えた後、たまたま近くにいたので一緒に昼を食べ…

どんなモノやコトとも比較にならない

日曜の昼、二男がホテルに顔を出してくれた。 一緒に昼をとり、改めて思った。 ガタイよく精悍。 なんて頼もしい男子に育ったのだろう。 長男はカナダからおいでの友人らを引き連れ鎌倉を散策していた。 時折、その様子が写真で送られてきて、夫婦で目を見張…

地味で質素で中身濃厚

朝、家内手製のイクラ丼を食べ、昼の弁当として焼肉と具沢山のおにぎりを持たされた。 順調に業務を進め、午後過ぎにいったん家へと戻った。 家内が耳つぼマッサを施してくれたから、ピットインしたようなものと言えた。 再度、家を出て今度は王寺駅へと向か…

憑き物が落ち安らな眠りへと吸い込まれていった

夕飯を食べた後、新橋でマッサージを受けよう。 当初、家内とそう話していたが、新橋の実像を目にしてしまってはとてもここでマッサージを受けようという気持ちになれなかった。 それでマッサージはあきらめタクシーに乗ってホテルへと戻った。 新幹線の車中…

何度も何度も上京し飽きることがない

夕飯は寿司。 家内が調べ予約してくれていた。 東京の寿司は高く、リーズナブルな店はすでに予約でいっぱいだった。 そんな状況のなか、口コミがよく一人2万円以内で食べられる店を家内が探し出してくれたのだった。 ホテルの前からタクシーに乗りニュー新…

「気分のパノラマ」を一望のもとに見渡した

しばらく足が遠のいていた。 だからちょっと気分転換を兼ね出かけようとなれば、行き先に挙がるのは東京だった。 暇になった訳ではないから道中も仕事し、宿でももっぱら業務に勤しむことになる。 それでも遠足みたいで心は浮き立った。 気分転換という目的…

世話焼き女房との攻防

夕方に仕事が片付いた。 が、急遽、面談業務が夜9時に入ってしまった。 翌日が土曜で急ぎの案件はなかった。 だからスキマ時間となる2時間をマッサージにあて、カラダをケアした。 マッサージ屋を出て携帯を見ると家内からメッセージが入っていた。 遅い時…

職務を支える暮らしの断片

お酒をやめるといろいろなことが変わる。 時刻は夜の10時。 業務を終え駅へと向かった。 この日は夕飯を食べる時間もなく空腹だった。 それに疲れていた。 一昔前なら絶対どこかで飲んで食べようと店を物色していただろう。 が、わたしは飲み屋に一瞥もくれ…