1
私がこのようなブログもどきの日記を書いているなんて、ここだけの話である。
始めた頃はプロフィールなども掲載していたが、ひっそり佇むことこそ心地いいという性分、我に返って全て消去した。
一方でこのように記録を書き残すことも性分であるようで、やめる気はない。
あまり人目惹かないよう広く友人らへ語りかけいつかは子らが読んでくれるのだろうと想像しつつ、ゆるりゆるりと続けていきたいと思っている。
だからもちろん、たとえ心当たりがあったとしても私の身内などに対しこの日記について触れるような話はしてほしくない。
日記を通じ、友人らと親睦が深まりその輪が広がっていくのは嬉しいことであり、日記男冥利に尽きる話であるが、日記と実際の日常とはまた別のこと。
先々への思いもあってする日記でもあるので、長く続けることができるよう身内に対してのノイズは極小であった方が有難い。
2
神戸方面へ仕事に出た時、ほぼ必ず六甲道の灘温泉に立ち寄るようになった習慣についても、ここだけの話である。
泉質が、かつて馴染んだアマ湯にそっくり。
古巣で憩うような愉悦を感じて素通りできない。
源泉掛け流しも程よい冷え加減で外せない。
かつて家族と出かけたフラヌイ温泉の源泉風呂を彷彿とさせる。
思い出の残像のようなものを頭に浮かべながらカラダを横たえる。
疲れが癒える。
3
来週から二男が研修館に一週間入るので、少し寂しいというのもここだけの話。
昨日、使いすぎたのか頭が凝ったような状態であった。
ほぐすにはカラダ動かすのが一番、と思って自宅まで12km強を歩いた。
福島区、西淀川区、尼崎市と経て西宮へ帰還する道のり。
自宅に戻るとソファで長男が寝入っている。
その寝顔見つつ、ハイボール飲んだというのもここだけの話。
家族で結構旅行もしたし食事にも出かけた。
ラグビーの送迎やら塾の送迎、試合や入試、子らと手に汗握る数々の場面を共有してきた。
いつの間にやら大きくなった。
一緒に過ごした時間については、子らの記憶にも残るのであろう。
であれば、それで十分意義があった。
いつか親の役目について、しみじみと理解できるときが来るだろう。
4
この七月に星光33期のミニ同窓会を開催するので方方に連絡するのであるが、その過程で、彼も元気にしているよ、と人伝いで懐かしい友人のメルアドが寄せられる。
ジグソーパズルのピースが一つまた一つと見つかるみたいに、欠けた部分が同窓会をする度に埋まっていく。
近況聞けば、皆が皆、各所各所で活躍中だ。
星光生については、卒業後、年追うごとに成長する、そんなエンジンが組み込まれているようなものなのであろう。
知れば知るほど、頼もしく誇らしい。
彼らのように、順繰り順繰り、子らもいずれは巣立っていく。
家ががらん堂となって寂しいような気もするが、めでたいことであるのでその時が来れば喜ばねばならない。
それまでたっぷり家族4人揃って過ごすことができる。
それがとても幸せなことだと噛み締めて、互いの胸に残る貴重な時間を大切にしたい。