ジムにプール、出だしから体力を使い過ぎた。
地下鉄での移動は取りやめタクシーを使うことにした。
チャガルチ市場に向かう。
運転手が親切で大人気のシアホットクを必ず食べるべきだと指南してくれクルマは南浦洞の大通りで停まった。
目的地であるチャガルチとは反対方向に歩くとほどなく列為す屋台が目に入った。
家内が並びその場でできた列仲間にシアホットクについて質問し始めるがそれが何なのか見当もつかない。
聞けば聞くほど何なのか定かでないままシアホットクを家族それぞれ頬張った。
なんだか分からないのだがおいしいという感想だけは一致した。
来た道を戻って海に向かって歩く。
魚介を扱う屋台が鈴なり並ぶ様が壮観で圧倒された。
これぞ旅。
この光景は目に焼きついた。
市場の1階で魚介を見繕う。
ヒラメ、あわび、タコ、イカ、牡蠣などが結構なボリュームで破格の安さ。
2階で料理してもらう。
これは刺身、この半分は焼いて、この魚はチゲ鍋に。
リクエスト通りの姿になって次から次へと魚介が運ばれテーブルを埋め尽くした。
こんな贅沢な食事は有り得ない。
日本であればやんごとなき方々にまずは供される食材と言え、我ら下々の民が口にするなど奇跡のような話と言えた。
食後、港から海を眺めて北へ。
国際市場に向かう。
そもそも釜山が旅先候補に挙がったのは映画『国際市場で逢いましょう』を観たからだった。
そのロケ地が間近にあると思うと感慨ひとしお。
家族に映画について熱弁振るう道中となった。
どの角を曲がっても市場。
彼の国の高度成長を支えた人々の活気の残像がそこかしこ垣間見えるような気がした。
続いてタクシーで西面へ。
夕飯はサムギョプサル。
ロッテホテル裏のハナンテジチッは韓国随一の名店だという。
魚も美味いが肉も美味い。
何を食べても美味しい釜山である。
帰途ロッテデパートの地下食で人気のチキンを夜食用に買い、9階に上がって名物のキンパセットを明け方の腹の足しにするため人数分買った。
タクシーを拾ってホテルに帰る。
今夜二次会は部屋にて開催。
買い集めた各種珍味をテーブルに広げ皆でつついてわたしは家内とチャミソルを酌み交わした。
宴もまもなくエンディング。
ドリフ大爆笑のラストが迫る際の物悲しさを決まってこんなときに思い出すことになる。
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