最寄り駅の改札で弁当を受け取った。
電車が来る間際まで柵越しに立ち話をし、家内の後ろ姿を見送った。
熱々の特製テールスープに白ごはん。
栄養満点。
こんなものを食べれば英気養われ苦役雑役なんでもこなせそうである。
事務所で食べ終えて明石に向かった。
業務を終えての帰途、新快速に乗って住吉駅を通り過ぎたのは午後4時半。
事務所に戻ってひと仕事終え午後8時、住吉駅で快速電車を降りた。
この夜は男7人でレイユームン。
中華の真髄に触れることのできる名店である。
誰であれ中華を語るのであればまずはこの店の料理を食してからであろう。
奥からフォーユーの相良さん、その隣に安本先生、鷲尾先生、天六いんちょと続き、ここでぐるりと回って、わたしの隣が氏野先生、そしてカネちゃん、これで一周、カネちゃんの向かいに相良さんという並びとなった。
先日訪れた際は、安本先生がアラカルトで主砲級の料理ばかりをずらりと頼み、なるほどこのようなものを食べるからこそ彼の国は中華思想であるのだなと感心しつつその味に魅了された。
今回はコースで注文。
上品で繊細。
洗練の中華といった品々が印象深くわたしたちの前を過ぎていき、熟練の雑技団が披露する小技足技といった妙技を堪能するような時間となった。
だから紹興酒が何本も空くことになったのだが、天六いんちょは先日の星光同窓会が最後の飲みで以来断酒を続けていて炭酸水、そしてこの日クルマの相良さんは烏龍茶であった。
もちろん、炭酸水でも烏龍茶でも料理の妙技が霞むことは微塵もなく、みな一様に口を揃えて、美味しい、美味しいと何度も顔を見合わせ、その回数は数え切れない。
夜10時過ぎにお開き。
駅で安本先生と別れ、JRのホームでカネちゃん、氏野先生、鷲尾先生らと立ち話となった。
ああ楽しい。
各々別れてまた集まる。
次回は来月。
芦屋の安愚楽で再会となる。
仲間というのは、ほんとうにいいものである。