土曜日、業務完了が午後7時。
そこからジムに向かいマシンで走ってサウナで汗を流した。
夕飯は9時。
日曜を前に居酒屋は混み合っていた。
料理を一つ一つ待つ間、スマホを眺める。
二男からメッセージが届く。
定期代が要るという。
それに日曜の映画代と焼肉代。
何を観るのか。
そう聞くと、スパイダーマンスパイダーバースだと返信が来た。
近頃の映画のことは分からない。
また内容教えて、と送った。
続いては長男から。
この日試合に出場したとのことだった。
確定した時間割と履修科目の報告もあった。
法律系の科目以外に哲学や近代思想史や心理学、それに物理。
選択の取り合わせが面白く、わたしが学ぶような気持ちになってワクワクしてくる。
二男もそうだが、実は表現者として長男もかなりの逸材。
様々な糧を得て、彼のアウトプットも今後充実の度を増すことだろう。
親バカの目には幸福のフィルターがかかっている。
長男にメッセージを返しつつ、彼が小学校に入学した当時の写真を眺め目を細める。
12年も昔のものだ。
その写真も一緒に送った。
続いて、東京で暮らす妹からもメッセージが送られてきた。
日曜日、妹夫婦でうちの長男の住まいを訪れてくれるというから心強い。
そうこうしているうち家内からもメッセージが届いた。
昼に一緒に食事したママ友の話や、今夜家に招いたママ友家族の話など、話題がてんこ盛りで話したくてうずうずしているのが分かった。
二次会は家。
家内の二万語に耳を傾けるべくわたしは居酒屋の席を立った。