KORANIKATARU

子らに語る時々日記

柏原になるなど想像すらしなかった

今夜はベランダ焼肉。

そう聞いていたので、明石からの帰途、十一屋に寄ってサッポロ赤ラベルと赤ワインを調達した。


この冬最初の寒波が襲来し、真冬並みの冷え込みになる。

天気予報が言ったとおりベランダは凍てつく寒さに見舞われた。


が、炭火が暖をもたらした。

ヒーターなど不要。

着込めば、ほどよい程度の寒さに落ち着いた。


家内と向かい合いまずはロースから焼き始めた。

肉を炙るとさらに暖が増し、頬張ると内からカラダが温もった。

真冬でもやはり炭で焼く肉は格別。


喜びを噛みしめるように家内とロースを味わっていると、報せが入った。

大阪星光の共通テスト会場が、関西福祉科学大学に決まったとのことであった。


調べると大阪郊外の柏原に位置する。

例年なら市大か近大。

まさかと思うほど遠い会場になったので驚いた。


電車で一時間半、クルマでも一時間弱の距離。

家から向かうべきではないと判断し、その場ですぐにホテルを手配した。


長男のときは、ホテルに関する助言が西大和から早々にあった。

試験会場が奈良でありホテルの数が少ないので、のんびりしているとキャンセルの順を待つようなことになりかねない。

そう言われて早めに手を打ち、5月にはホテルを確保した。


大阪の場合、試験会場がどこに決まろうが近場。

下馬評では近大との予想が大方だったし、誰もが近所を想定していたはずである。

柏原になるなど予想だにしないことだった。


が、不幸中の幸いというべきか、ときはコロナ禍。

直前でもいいホテルにまだ空きがあった。

比較吟味し希望のとおりすんなりと部屋が確保できた。


一瞬慌てたが数分後には一安心。


気持ちは炭火に舞い戻り、続いて網に登場するのは真打ち、タコちゃんにもらったステーキたちだった。


ただでさえ美味しいものを炭で焼くとどうなるか。

美味しさは異次元に達し、だから死ぬほどうまいということになる。


息子らの分を残しても分量十分。

家内と分け合って、なんてうまいのだと互い破顔した。


その相乗効果で美味しさが増し、息子の喜ぶ顔も浮かぶから美味はまもなく極限に達した。

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2020年12月14日 息子の朝食 カレー二杯

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2020年12月14日 朝(明石駅そば),遅めの昼(長田 平壌冷麺)

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2020年12月14日 夜 ベランダ焼肉 ロース&ステーキ

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昔の写真 明石