KORANIKATARU

子らに語る時々日記

それぞれが思い出を語った

空に晴れ間が見えたのは久方ぶりのことだった。

初夏の陽気に誘われ、朝、武庫川に向かった。

 

陽が強く照りつけ、気温がぐんぐん上がっていった。

生気あふれる光のなかをただ黙念とわたしは走った。

 

このようにして一日が始まり、そして午後3時。

昼に帰阪した長男を含めて家族4人。

遅い昼食をとった。

 

誰も空腹など感じていなかったが、しっかり食べようとわたしが皆を促した。

 

場所は上本町の明月館。

座敷で向かい合い、胸に灯る思い出をそれぞれが語った。

 

思い出の断片がひとつに繋がり共有のものとなって、たどりついた結論はシンプルなものだった。

 

元気出して頑張っていこう。

それが何より。

 

食事を終えて新大阪駅までクルマを走らせた。

連れ立つ二人の息子の背を見送って、家内と二人、家路についた。

 

わたしたちには息子が二人いる。

それがとても心強いことに思えた。 

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2021年5月23日8:00am 武庫川

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2021年5月23日3:00pm 上本町明月館

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2021年5月23日5:30pm 新大阪駅