KORANIKATARU

子らに語る時々日記

咲き誇る桜に思い出を重ねて歩いた

たまたま通りかかって、懐かしさにひたった。

 

当時、長男が年長で二男が年少だった。

ふたり仲良く大阪市内の幼稚園へと手をつないで登園していた。

 

ちょうどいまと同じ春先の時分、入園したばかりの弟は兄がいたからさぞ心強かっただろう。

昔なじみの通りを歩き、思い出にひたってわたしは小さな息子二人の背を追った。

 

数珠つなぎで様々な記憶がよみがえった。

子らは小さく、家内は若く、わたしは駆け出しの若造で必死のパッチだった。

 

ついこの間のことに思えて、しかし、隔世の感がある。

 

時間は連続し、かつ節目節目で舞台が一から十までがらりと変わった。

だから振り返れば、過去が地層の断面のようなものに見え、息子が二人いたから区分の数は結構多い。

 

生まれる前の時代があり、生まれて飛び出て、そして幼少の頃があり、やんちゃざかりのちびっ子時代があり、十代に差し掛かり、思春期を経て、いま青年期へと至った。

 

家内と子らとそれら時代を一生懸命駆け抜けた。

思えば、いつだって楽しく充実し、いまもそう。

 

息子二人の成長を見届けることができた。

なんて幸せなことだったのだろう。

 

しぶとく咲き誇る下町の桜を背景に、数々の思い出を重ねて咲かせ、通りを歩く。

ただそれだけで胸は喜びに満たされた。

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つい先日までの昼食 糖質過多

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2022年4月6日 夕飯 一品目やき鳥、二品目サラダ