KORANIKATARU

子らに語る時々日記

胸に生じる思いはまったく同じ

午前中は自宅で仕事し、昼を前に武庫川に出た。

ぽかぽか陽気のもと走って、家で簡単に昼を済ませてからジムへと向かった。

 

土曜日の午後、プールはガラ空きだった。

外へとつながるカラダの通路すべてが水で塞がれ、それがカラダによい効果をもたらす。

家内が通うヨガの先生がそう言っていたのだという。

 

そんな話を思い出しつつ、塞がった感を確かめるようにして泳ぎ、むしろ外へとつながる喜びを実感した。

 

音も色も鮮やかで、息するだけで嬉しい。

地上が歓喜の場所だと再認識できる、そういう意味で水泳はやはり意義深い。

 

待ち合わせが夕刻の5時だったので筋トレは省いてサウナに入ってから帰宅した。

さっさと身支度を済ませ家を出て、パワーヨガのレッスンを午後4時に終えた家内と連絡を取り合い、16:54北巽駅着の地下鉄千日前線に乗り合わせることにした。

 

家内は日本橋から、わたしは鶴橋から乗り込み、二両目にて夫婦は数時間ぶりの再会を果たした。

 

開店と同時、あじ平に入ってテーブル席で向かい合った。

夫婦の忘年会としてこれほどしっくりくる店はないだろう。

 

鍋の前に、ゆびき、てっさ、白子タレ焼き、唐揚げ、と味わって、やはり世界にふぐほど美味しいものはないと夫婦で感想を確かめ合った。

そして、てっちりを三人前、なべ皮は二人前注文して鍋に投入し、それら身を食し、こんなうまいものはないとふぐの美味に夫婦して歓喜し浸った。

 

雑炊を食べ終えて、家内が歩こうというので腹ごなしを兼ね西へ西へと並んで歩いた。

下町の路地を進むこと30分。

桃谷駅あたりに出て、駅のスタバでお茶してから電車に乗って家路に就いた。

 

今度は息子も連れてこよう。

よい一日を過ごし、夫婦の胸に生じる思いはまったく同じなのだった。

2022年12月10日朝 生瀬ヒュッテのシュトーレン

2022年12月10日昼 ピェンロー鍋と自家製キンパ

2022年12月10日夜 北巽 てっちり あじ平