KORANIKATARU

子らに語る時々日記

どこかで「苦痛」から解放されたのかもしれない

この夫婦は他に行くところがないのだろうか。

連日、連れ立ってトレーニングに励んでいるから、そう思われていてもおかしくない。

 

わたしは仕事を終え、家内はヨガやら何やら用事を終え、家で合流しジムへと向かう。

まるで夕刻の決まった儀式みたいになってきた。

当初ここまで常習化するなど思いもしなかった。

 

身体を動かすと気持ちよく、健康にもよい効果がもたらされる。

良いこと尽くめであるから、この習慣はわたしたちにとって正しい。

 

それに加えて、結構仲がいい。

どこへ行くのもたいてい一緒であるから、ジムにおいても当然そうなる。

結果、ジムでしょっちゅう見かける夫婦と言えばわたしたちが筆頭にあがる。

 

良好な関係を保つ秘訣はシンプルである。

女房が常に上機嫌であるよう心がけるだけのこと。

 

家内が関心を示す料理や美容や旅行や語学の勉強などに理解を示し全面的に応援する。

そうすればすべてが丸く収まる。

 

ジムを終え、夜は簡単に済ませた。

家内はワインを飲み、わたしはノンアル。

 

かつてのわたしなら毎日飲むか、毎日飲まないかの二択であった。

いまは、日によって飲んだり飲まなかったり、ということができる。

 

何かに書いてあったが、飲酒が「苦痛」からの逃避である場合、中毒化しがちだという。

これはもう行くも地獄、退くも地獄といったような話だろう。

行けば中毒があり、退けば苦痛なのであるから、楽しいお酒からほど遠い。

 

飲めば楽しく、飲まずとも楽しい。

いまわたしはこの境地にある。

しかしこれは成長して自制心を身につけたからという話ではなく、どこかの段階を経て「苦痛」から解放されたからなのかもしれない。

 

いずれにせよ、両方楽しめることは心身にとって良いことであるに違いなく、だから今後もこういった感じでやっていけるのだと思う。

2023年5月1日朝 自作した盛岡冷麺

2023年5月1日昼 谷六 うどん道場

2023年5月1日夕飯 ジム後ノンアルで焼肉,いか焼き,野菜,薬味たっぷり納豆