KORANIKATARU

子らに語る時々日記

家に着いたとき、時刻は夜の9時を過ぎていた

この日も息子二人のジム活が終わるのを待ってホテルを出た。

行き先は釜山南浦で、滞在最終日の朝食はソルロンタンで決まりだった。

 

朝の9時の時点でほぼ満席だったから人気のほどが窺えた。

目論見どおり、息子たちは喜んで一滴も余さず平らげた。

 

食後、チャガルチ界隈を散策し海を眺め、開店時間を見計らってタクシーを拾い西面のロッテ百貨店へと向かった。

 

前日、ロッテのアウトレットでわたしも二男もDUVETICAのダウンを選んだが、長男だけはStone Island にこだわった。

ストーンアイランドは西面のロッテにしか店がなく、ちょうどその建物の8階がデューティーフリーのフロアだったから家内にとっても都合がよかった。

 

息子たちをメンズファッションフロアである4階に解き放ち、わたしは8階にて家内の後をついて歩いた。

 

買い物を終えそこそこお腹もこなれたところで地下に降り夜食用のキンパを調達してからタクシーに乗り込んだ。

 

いよいよ大詰め。

今回の旅の有終の美を飾るのはホルモン焼き屋だった。

 

午後1時、運良く席に空きがあって並ばずに済んだ。

やはりこの店がベスト・オブ・ザ・ベストと言えた。

 

初日にカニのフルコース、二日目の朝はアワビのフルコース、そして昼にサムギョプサルのフルコースを食べ、それら超絶美味な食事体験をしんがりのホルモンフルコースが上回ったから、思い出の全場面が屹立しスタンディングオベーションするみたいにありありとわたしたちの胸に刻まれることになった。

 

前日のサムギョプサル屋で、息子たちはイさんがウズベキスタン人の店員にチップを渡すのを見ていた。

二人が小声でわたしに言った。

このホルモン焼き屋のお兄さんにもチップを渡そう。

 

それくらい満足のゆくサービスを受けたのだった。

カード非対応であったから現金でニコニコ払い、お兄さんには心付けとして2万ウォンを手渡した。

 

これで締め括りが完璧なものとなった。

 

思い残すことなくタクシーに乗り、ホテルに寄って荷物を貰い受けてから空港へと向かった。

 

タックスリファンドの手続きを済ませ、免税品を受け取り、あとは出発ロビーにて飛行機への搭乗を待つばかり。

ここで家内はネイルの手入れを受け、息子たちはそれぞれの土産を物色し、わたしはひとり荷物の番を引き受けた。

 

紅白歌合戦がはじまる頃合いに関空に着陸し、先頭でわたしたちは各種ゲートをくぐり抜け長男の運転で帰途についた。

 

途中、野田阪神に立ち寄って、頼んであった「和ごころ なか道」のおせち料理を受け取った。

 

そしてここで二男とはしばしの別れとなった。

住吉大社へと行く66期のグループと伊勢神宮に行く同じく66期のグループのどちらに合流するか迷った末、二男は後者を選んだ。

 

夜食用のキンパを道中のお供としてワンセット持たせ、近鉄特急に乗るため難波へと向かう二男を見送った。

 

引き続き長男が運転し阪神高速を走り、一年ぶりの帰省で地元の街が懐かしかったのだろう、あちこち遠回りしてドライブを楽しむことになった。

 

かつてわたしたちが息子を乗せて走った道を、息子が運転して進む。

なんと感慨深い大晦日なのだろう。

 

そして、家に帰って案の定、軽くキンパだけのはずが、家内は鍋焼きうどんやエビフライといった長男の好物を作り始めた。

 

日テレのお笑い番組を眺めつつ、かわるがわる家の風呂に入り、互いのグラスにビールを注いで、一年を労い合った。

 

終わりよければすべてよし。

いやあ実に素晴らしい一年の締め括りの日となった。

2023年12月31日朝 釜山南浦 ソウルカットゥギにてソルロンタン

2023年12月31日 西面 ロッテ百貨店釜山本店

2023年12月31日昼 チャガルチ ペックァヤンコプチャン 塩ホルモン4皿,味噌ホルモン1皿,締めに焼飯2人前

2023年12月31日夕刻 釜山 金海国際空港

2023年12月31日 ロッテ百貨店地下で買った夜食