正月休みの後に祝日があってほんとうに助かる。
迎え酒というのだろうか、休みボケが成人の日という休みによって正される。
多くの人がこのワンクッションの恩恵に与っているに違いない。
成人の日を含む三連休を利用して、先日東京に帰ったばかりの長男が友人を引き連れ帰省した。
その食事の準備で家内はてんやわんやとなったが、思いがけず息子と過ごす数日に恵まれて、その表情は喜びに満ちていた。
友人が日曜の夕刻に、そして長男が月曜の朝に東京へと帰っていった。
だからこの日予定していた夫婦の新年会は、子どもの世話を終えた打ち上げといった趣旨を帯びるものとなった。
店は西天満の人気店で、家内が予約してくれていた。
わたしは業務を終えて東梅田駅から歩き、家内はタクシーで現れた。
店名が「十皿」というとおり、十に凝縮された最上等の料理が順々に出され、ペアリングで供されるワインの美味にも感嘆し通しとなった。
食事を味わいながらゆったりとした時間を過ごすことができ、だから、これまでをねぎらい意を新たにするのに格好の店と言えた。
次の予約は5月。
まあ季節ごとに楽しみが散りばめられて、時間が鮮やか輝きを増す。
今年も夫婦であちこち訪れ、素晴らしい時間をわたり歩くことになる。