KORANIKATARU

子らに語る時々日記

一ヶ月遅れで新年がスタートした

重しが取り払われたと分かった途端、足元がふわふわとし始めた。

それで足取りも軽く、わたしは寄り道して帰ることにした。

 

行き先は正宗屋で、そこで生きた心地にひとりしんみりとひたることにしたのだった。

 

1月に入り、難度の高い任務を担い、それをこなしつつ新規の顧客もあってかなり気の張る日が続いた。

 

そこに災難が降りかかった。

逆恨みでもされたのか、無茶苦茶な因縁をつけられた。

 

どう考えてもこちらに非はないが、ジャッジする側からすれば難癖も放置はできない。

しかるべき対応を取らねばならず、結局わたしはその解決にかなり神経をすり減らすことになった。

 

職業柄、最悪のことも想定する。

そして最悪にフォーカスすれば往々にして恐怖感が生じる。

非はないとの確信はあっても、だから決着するまで生きた心地がしなかった。

 

もちろんそんな悩みは誰にも打ち明けず普通に過ごし、晴れてこの日、因縁に謂れのないことが明白となった。

これで一件落着。

 

思った以上に気持ちが苛まれていたのだろう。

軽く足に震えのようなものを感じた。

ほっとすると全身の力が抜けるというが、こういう場合、まずは足に来るのだと知った。

 

足元がふらつくから、だから是非とも一息入れる必要があった。

 

ビールを3本立て続けに飲んで落ち着いた。

さあ、2月。

いろいろいい話も浮上し始め、わたしにとってはようやくここからが新年のスタートとなる。

 

このようにいきなり意気揚々となるのであるから、やはり心配事はないに越したことはない。

 

家に帰ると、週末に頼んだ日生の牡蠣が届いていた。

ワインを開けて乾杯し、家内と台所で新鮮美味な牡蠣を蒸し焼きにして次々と頬張った。

 

「新年」の幕開けに相応しい宴となった。

女房からの写真 2024年1月21日京都,1月22日奈良

2024年1月30日 朝 パッタイ,昼 梅田大丸 北極星

2024年1月30日夕刻 立花 正宗屋

2024年1月30日夜 岩牡蠣を取り寄せ家で牡蠣小屋