KORANIKATARU

子らに語る時々日記

仕事を終えただただ喜ぶだけの物体と化した

阿波座での朝一番の業務を終え、事務所にちょっと顔を出してから喜連瓜破へと向かった。

 

実り多い面談は長時間にわたり、終わって外に出ると午後の日差しが強まってもはやコートは不要で手に携え、電車の乗り換え時にそうだ空腹だと気がついて昼をかき込み、せっかくだからと実家に顔を出した。

 

父と軽く雑談し、長男から送られてきた海外出張の写真をみせた。

外国のお客さんらに囲まれる息子の写真にじっと見入って、父は満面の笑顔を浮かべた。

 

老いていく身にとって孫の成長ほど嬉しいことはない。

かつて一緒に公園で遊んだ孫がいまや世界を相手に仕事している。

そりゃ顔がほころぶのも当然だろう。

 

実家からまっすぐ大阪北部へと移動し、吹田へと回って業務終了。

時刻は午後7時を過ぎていた。

 

最後の業務が重くこたえたから、おいしいものでも食べて帰ろうとバスで駅へと戻って商店街を歩いて「鮨こにし」のなかを覗いた。

幸い空席がひとつあって、そこにカラダをねじ込んだ。

 

仕事から解き放たれて、そこからはおいしい寿司を数々つまんでくつろぎの世界にひたってわたしはただただ喜ぶだけの物体となった。

 

緊張あってこその弛緩。

いやあこれだからやめられない。

 

大将と女将さんの仕事ぶりを絶賛するうち、気づけば結構な量を食べていた。

では、そろそろと席を立ち、今度、女房を連れてきますと言って店を後にした。

 

吹田に寄る際、もはや「鮨こにし」は外せない。

というより今後は「鮨こにし」に寄るため吹田で仕事する、ということになっていくのだろう。

2024年3月15日昼 天王寺 カレーハウススパイシー

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2024年3月15日夜 吹田 鮨こにし,締めは地元でうどんのたまき