プールがあるから当然、日曜も朝いちばんで泳いだ。
サウナで仕上げて女房と部屋で合流しホテルを後にした。
向かうは大津で近江牛の老舗名店を予約してあった。
わたしはロースを210グラム、家内はヘレステーキを170グラム平らげた。
五十を過ぎても肉をがっつり食べる。
健康な証拠である。
近くに力餅の有名店があるとのことで食後に雨降る街路を歩き立ち寄った。
では、と続いては京都へと進んだ。
月曜の朝一番で京都にて仕事が入っていてそれで前泊することにしていたのだった。
ホテルはお客さんが予約してくれ、市中のど真ん中にあって隠れ家的な感じがとてもいい。
夕刻を前に雨があがって夫婦で京都の街をぶらついた。
外国人観光客の姿がひときわ目立ち、ああここは世界の京都なのだと実感することになった。
昼の近江牛がお腹に残り、空腹ではなかったが夜は家内が選んだ店へと足を運んだ。
ここが素晴らしかった。
5月に移転し、新しい店ではナチュールなどワインも充実させるのだと大将が抱負を語り、それにシンクロしてわたし自身も京都で拓く未来に思いを馳せた。