KORANIKATARU

子らに語る時々日記

電話は本当に厄介だ

三ヶ月かけ準備重ねた仕事に決着つける日であった。

難癖ついて易々運ばない。

難産だ。

中途に着信が立て続く。

緊急の要件か。

会釈し場を中座した。

電話すると先方の年配者が言う。

いやあ、うちの会社名のスペルが分からんよってに。

取扱業務は多岐に渡る。

英字を一字ずつ噛んで含めて、何度も繰り返しながら相手に伝えた。

これも仕事なのだった。